増えたマスター2

酣:……ど、どうしてこうなったのでしょうか。


(ウェパール6は卯月の股間にタッチする)


ウェパール6:わーい!ぴんぽーん!


卯月:……!そこ、押しボタンじゃありませんよ!?(積極的なのは喜ばしい限りですが………)


ウェパール8:へるむ、だっこ。


ヘルム:いいですよ、さあおいでください。(比較的落ち着いた性格ですね………さすがに性格はバラツキが出るようで)


(ウェパール4は何をするでもなく阿鼻叫喚を眺めている)


酣:……?あのマスターは……


(狼はたまらずウェパール5を乗せたまま逃げ出してしまう)


音無:(良かった……俺と姉さんは無事だ。勿論相手する自信はなかったけど)


(気がつくと音無の前にウェパール4が立っている)


音無:…………!ど、どうしたの?(こ、怖すぎる………!相手の得体が知れないってこんな怖いんだ…)


ウェパール4:……あのね、ちゃんばらしよう?


(何処から持ってきたのか木刀を手にしている)


音無:…………へ?あ…うん、いいよ。(良かった!変態マスターじゃなかった……!)


ウェパール3:えい!


(日向の後ろから膝カックンをかます)


日向:ひゃっ!?


(日向は耐えられず転んでしまう。その隙にウェパール3&2&1にもみくちゃにされている)


ちょっと……何処、触って…………!


ウェパール9:卯月せんせー……僕もおんぶして?


卯月:ちょっとお待ちください……同時に二人は………!?(さ、さすがに手一杯で……)


(ウェパール9は気にせず身体によじ登る)


院長:……ん?バカ弟子は転んでるし卯月ももみくちゃだね……。わんこ君も見当たらないや…


(ウェパール10は白衣を来たままヘルムの元に走っていった)


酣:……ひぃ、ふう、みぃ………日向様と卯月様が同数で………3名。ヘルム様が2名。狼様と音無が1名ずつ……ですか。


院長:一騎討ち、とまではいかなかったね。僕の所にも寄ってきてたし…


(狼がくたびれた様子で二人に歩み寄った。いつの間にかしがみついていたウェパール5は居なくなっている)


狼:(………はぁ……はぁ…っ。酷い目にあった………)


酣:ええと……ご苦労様です、狼様。その、伺うのが恐ろしいのですが…マスターは?


狼:(………振り落とした。)


酣&院長:振り落としたのですか!?(振り落としちゃったの?)


狼:(無我夢中で逃げていたらいつの間にか居なくなっていたのだ。そこまで気にもできるか!)


院長:はは…わんこ君は想像通り薄情だね。しょうがないけど…


狼:(どうとでも言えばいい……俺は眠るから起こすなよ。噛むぞ。)

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