リエルが吸血鬼になったら?

リエル:………あ、怪我した。


イド:自分の血を飲むな!


(自分の指にかぶり付いて血を吸っているリエルの頭へチョップを喰らわせた)


リエル:あのね、いたい。


音無:たぶんそれは吸血行為じゃないから怒らないであげて……


(リエルは吸いすぎて自分の手が白くなっている)


リエル:ふう、やっと止まった……


イド:………言わんこっちゃない、真っ白じゃねーか。だから飲むなってのに…


酣:リエル様……痛くないのですか、それ。


リエル:あのね、痛覚ないからわかんないの。そうだイド、ちょっと吸わせて?


イド:………腹減ったのか。腕から吸えよ。


リエル:あのね、いただきまーす!


(腕にかぶり付くと美味しそうに吸っている)


音無:………え。イドさん……死にますよ!?


酣:ひ、日向様に伝えないと………!


日向:……大丈夫ですよ。確かに私も初見で大層驚きましたけど…


音無:日向さんって一番こんな状況で慌てそうなのに意外ですね?(俺の血の気が引きそうだ…刀剣だけど)


酣:……確かに。お怒りになって阻止しそうなものですが。


日向:ああ見えてリエルは少食なのですよ。イドの生命維持に支障が出る程は吸えないんです。


音無:(そういう問題なのかな…?)


酣:(さすがにこれは同感です。)


日向:……ちなみに吸われ過ぎたら輸血しますからご安心を。


音無:(そこまでならいっそリエルさんに輸血した方がいいんじゃ……)


リエル:………げふ。ごちそうさま!


イド:………おう。(ちょっと立ち眩みが………相当腹減ってたんだな)


院長:イド君?また吸われてたんだね。ふらふらじゃん。


イド:はは…馴れたらどうってことないけどな。痒くないから蚊よりマシだぜ?

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