君ならどうする?

イド:もう、泣くな…リエル。


リエル:だって…こんな事ってある?ね…イド?もし僕が…"ああなったら"…どう…するの?


イド:……………例えリエルだったとしても。俺は倒す。それが最低限、弔いになると思っている。


リエル:あのね…僕は……倒せない。だって……………どうなっても…イドは…イドだもん。


イド:それは…気持ちはわかるが、ちょっと違うと思うぜ。彼らの台詞にあったろ。誰かを倒す前に止めてくれて良かった…と。


…ゾンビにされてしまった時点で彼らは人間じゃなくなっちまった。理性が飛んで人を襲うように。なら…彼らがそれ以上、獣として堕ちてしまう前に…止めなきゃならない。大切な奴なら尚更。

せめて人としての誇りを保って逝かせてやりたい。


んで。その元凶を殺る。命を玩具同然に扱ったその購いをさせる。絶対に…赦すもんか。死者も生者も冒涜する奴を…生かすつもりはねえ。


リエル:あのね、強いね。

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