第16話 足りないものはそこにある
今や情報技術の発展により様々なことが可能になった。遠くの場所の景色を自由に見ることもその一つと言える。パソコン・スマートフォンのマップ機能により、景色を見ることはもちろん、操作により擬似的な散歩も出来るようになっている。この機能により、遠くの場所の位置や景色は外出せずとも分かる。
機能自体は確かに便利であるし、私もお世話になっている。しかし、それで見るものだけでは何かが足りず、満足することはできない。足りないものとな何だろうか。
人間には五感というものがある。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚がそれに当たる。人間はこれらから可能な限り周りの状況を読み取ることは多くの人が知っていることだろう。
では地図アプリから与えられる情報はどれだろうか、と考えてみる。景色は分かれど、その場所ではどんな音が鳴っているか、どんなにおいがするのか、暑いのか寒いのか・・・なんてことは分からない。アプリが提供するのは五感のうち視覚だけである。
そのため足りないものを満たすためには場所に足を運ぶ必要があるだろう。その場所がどんな所かは今のところ実際行かないと完全に理解できない。足を運んで、その場所の景色を感じることで、様々なものが満たされるだろう。
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