先生の目的8

バルト:おいビリー、奴と知り合いなのか?ツレは選んだ方が良いぞ…


ビリー:君に言われたくないよ。(もう……わざとなのかな、この態度…)


エリィ:どうして…私たちを見逃したの?嘘だと見抜いてて……


先生:………そ……想像以上、ですねぇ。

(これがいわゆる"ツンデレ"なのでしょうか…?)と、とにかく……全員集合しましたから次の説明を……


フェイ:じゃあ俺らは先に出口に向けて移動するんだな。


バルト:さっさと出ようぜ!あの野郎に出くわしたら何されるか分かったもんじゃねぇ。


リコ:確かに、マトモに闘うのは分が悪そうだったな…


先生:(しかし…あのイドが、ハマーやリコの首輪に気が付かない筈が……イドは彼等に面識、無かったんでしょうか…)


ビリー:先生、ここを脱出したら……もうイドさんに会えないんでしょうか。


エリィ:難しいんじゃないかしら。完全に敵と味方だもの…


先生:……イドが望まないでしょう。仮にイドがソラリスから離脱するとしても……ね。


ビリー:そう、ですか……


マリア:ずいぶん気にかけてるんですね。何か思い入れでも?


ビリー:妹の、命の恩人ですし…


先生:……イドは誰かを助けたつもりは無いと思います。恐らく仇討ちの相手でなければ見捨てていたかと。


マリア:何それ……やっぱりあの人クズじゃない。


ビリー:究極の人嫌いって言ってたの、大袈裟じゃ無かったんでしょうか。

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