先生の目的1

(ソイレントシステムの中で、イドは一人缶詰を食べている)


先生:……ちょっと、宜しいですか?


イド:………ん?珍しいな、先生が来るって。


先生:明日……ここに侵入者が来ます。貴方に誘導を、願いたいのです。


イド:……!?(げほっ…噎せた……)

は………はぁ?ここって………

ここ(ソイレントシステム&カレルレン研究所)?


先生:……はい。ただ………大事な客人ゆえになるべく戦わないで欲しいのです。最悪拿捕していただいて結構ですから。


イド:…………ふーん。まあいいか。他ならぬ先生の頼みだ、断る道義はない。


先生:ありがとうございます。薄々勘づいているとは思いますが…他言無用でお願いします。


(そのまま踵を返すと立ち去る)


イド:んー…………?これ、反逆………か…?………いや、止そう。

話そうともしない他人の事情なんか俺は興味ねぇ…。

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