システム更新
先生:リエル?カード無くしてたでしょう…。更衣室に落ちてましたよ?
リエル:あのね、ありがと…?
(カードを受け取ったが上の空だ)
先生:カードを届けたついでに…
IDカードのシステムが更新されたので教えておきますね?
具合が悪くて動けない時はカードに触れてください。どこでも大丈夫です。そうすれば私の端末に通知が行くので。(イドも一応聞いておいてくださいね。)
(リエルは不思議そうな顔でIDカードに触れてみる)
先生:えっと…普段は反応しないんですけど…
(触れた瞬間、端末に異常表示が出る)
あれ?リエル…具合悪いんですか?
リエル:あのね…怠い……
(少しぼんやりしているリエルを見て、そっと頬に触れた)
先生:失礼しますよ…あらら、熱いですね…おまけに首が腫れて。薬飲んで寝ましょうね?
リエル:…うん(くらくらする…)
イド:(ほう……カードに触れるだけ、か。いざってときは便利だな…把握。)
先生:(そういえば…一応言いましたけど。イドが使うことってあるんでしょうか?)
イド:(……無い…かもしれん。俺が主導権握ってりゃ移動くらいは事足るからな…。)
先生:(確かに。刺されたまま歩いてきたのは驚きを隠せませんでしたよ。)
イド:(リエルは刺されたショックて倒れてたしな…ま、意識がありゃ救援要請位打てるな。無理に動くことが必ずしも良いとは限らない…か。)
先生:(時と場合によりますよ。止まっている場合の方がかえって状況が悪くなるような時はむしろイドの力が大事になりますし。)
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