体調不良
IDカード管理システム
現在地【バトリング闘技場】
ユーザー名【リエル・サイ】
状態【戦闘終了】
リエル:うえ…立ってられない…
(口元を押さえると、その場でうずくまってしまう)
先生:リエル?大丈夫ですか?
(熱を測ろうと額に手を添えると……)
リエル:………!
(急にリエルの身体が震え出す。呼吸も乱れだした…)
先生:あ、しまった…これはおそらく、パニックの症状…!
(懐から注射器を取り出し鎮静剤を投与する)
リエル:げほっ……!はぁ…はぁ…
(リエルの発作は治まったようだ。ただ、今のショックで主導権はイドに移ったようだ。)
イド:う……(やっぱり引きこもったか…)
先生:す…すみません。額に手を添えたらパニックになっちゃいまして…
イド:いや…それは言わなかった俺も悪い。未だにリエルは身体…特に頭に触れられるのが苦手だ。ぶん殴られるイメージが強いんだろう…
先生:分かりました。以降気を付けます。
またリエルを起こすのもあれなので…調子の悪い所を教えてください。
イド:…えっと………頭痛、立ちくらみに…吐き気、だな……。
先生:そうですか…熱は無いようですけど、何か変なもの…口にしませんでした?
イド:あ。そういえば部屋でなんか食ってたっけ…あれ、何だ?菓子かと思ってたんだが。
先生:それ…見せてください。不調の原因がそれかもしれません。
イド:……………ん。これ、じゃないか?
(ポケットをまさぐって、何かの錠剤のゴミを取り出した)
先生:これは…菓子に見せ掛けた、薬…ですね。そもそもリエルの具合は悪くなかったですし。
イド:何の薬…なんだ?飲んで具合の悪くなるような薬なんて…?
先生:これ自体はただの頭痛薬です。具合が悪くなってしまったのは、薬の効き目が強すぎる故の副作用ですね。
ただ…効き目が強すぎるので副作用も長時間続くでしょうね。
イド:そうか…とりあえず、大丈夫なのか?
先生:1日寝てれば治まるでしょう。ただ薬が抜けきるまでは、ずっとリエルで動けないかもしれません。
イド:……しょうがねえ、か。寝るか。
先生:流石に居室で寝るのはオススメ出来ませんねぇ。また変な事に巻き込まれかねませんから。("反逆"の可能性もありますし……)
イド:…一理あるか。
(イドは医務室についてすぐ寝てしまった)
先生:(異常表示が消えませんね?まだどこか悪いのでしょうか…)
(イドの顔の血の気が引いている。手首で脈を測るが触知できなかった)
先生:これは…血圧の低下?
とりあえず昇圧剤を……
(イドの目は覚めないが少し顔色は良くなった)
先生:とりあえず落ち着いたようですね…思った以上に効き目が強すぎるようで。他にも重篤な副作用は無いんでしょうね…?
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