管理者

(イドは喧嘩を吹っ掛けてきた兵士と闘っている)


イド:………ちっ…しつけえよ!いい加減にしやがれ…


(兵士めがけ指弾を放つ)


はあ……はあ……やったか………?

………


(相手を倒したのを確認すると、気が抜けてその場で倒れてしまった)


先生:イド、大丈夫ですか!?

……ダメですね、完全に気絶しているようですね…


(声を掛けても起きない様を見て、ベッドに運ばれたイド。目を覚ましたのは一時間後だった)


イド:………う?ど…何処だ…


先生:目が醒めましたか?倒れていると通報があったので。


イド:そ、そうか…手間を掛けた……。


先生:(まあ、管理システムで把握しているんですが…今は伏せておきますか。)


イド:(うまく身体が動かねぇ…流石に暴れすぎたな…。しょうがねえ、もうちょい休むか…)


(額に手を添えると、そのまま眠ってしまったイド。先生は驚きを隠せないようだ)


先生:(え?寝てしまいました…前に寝れないと言っていたような。まあ、どのみち動けないとは思いましたが…)


<15分後>


イド:……!(し、しまった…寝ちまった。)

…………?誰も…居ない…?


(起きたイドが部屋を探すと、先生は部屋の奥で端末を操作していた)


イド:……(居た。何やってんだ……?

管理…システム……)


先生:やあ、具合はどうです?珍しく眠っていたようですが…


イド:…もう、動けるようになった。

ちなみにそれは…?


先生:これですか?IDカードの現在地を地図にまとめた管理システムですよ。

時々カードを紛失する人がいるので私が管理しています。


イド:ああ、そうか…IDカードが無くなってもここは入れるもんな…

(リエルはすっとこどっこいだからすぐ無くすし…きっかけにはなる…か?)


先生:(へぇ。リエルさん、すっとこどっこいなのですか……)


イド:……邪魔したな、先生。そろそろ行く。

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