管理者と逃亡者(途中)
そして、弱みを見せない為でもある。目が見えないと分かったら狙われるから…
Si_r:弱者狩りですか。最初に出会った時の彼等も、弱者狩りのメンバーでしたし。
乙梨:オゾンが言いたいことは何となく分かるよ。プログラムに従って動くサーは、敵でも味方でもない。
感情が有るわけでもなければ、誰かを助けるのは悪く言って当然の事だから……
A_103:そうですね、感謝されることはごく稀にありますが…乙梨さんのそれは、まるで人間を相手にしているように見えます。
乙梨:……………………僕にとって、機械か人間かなんて、関係ない。同じように相手するよ。
話ができて、助けてくれて……こうやって寄り添ってくれる。それだけで充分だと思う。
不思議だよね?動けなくなって、オゾンに抱っこしてもらったとき…温かかったんだ。温度じゃなくて……温もりって言うのかな。
人間同士で言うなら思いやり、に近い感じだった。
Si_r:その話を聞く限りでは、A_103に依存すると思います。私には胴体も手足も付属していませんし。
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