監視ログ(青年)

(生体監視ログに記録されたとある医者の1日)


限前:……あ。食事忘れてたな…(空腹にならないからつい後回しになる。味もしないし作業でしかないんだ。)


………どうせ仮眠するからこれでいいか。

(ゼリーを吸う)


時刻:午前4時

最高値107/平均値102


零:七時まで眠るつもりだったけど目が冴えて眠れないか。医局に顔出しとこう………


(目が冴えて眠れない時って目を閉じるだけでも疲れてしまう。だから無理に横になるよりは、起きていた方が身体は楽だ。)


時刻:午前6時

最高値104/平均値98


零:急患が多くて人手が……?直ぐ直行します!(くっ…こんな時に目眩なんか言ってられない!)


(零は気付け薬を自らに投与すると救急科に走っていった)


時刻:午後2時

最高値114/平均値104


零:ふぅ………(トリアージで赤判定の患者だけといってもさすがに多かった。一段落したから休憩しないといけないが……会議に遅れそうだ。)


(零はろくに休まず会議に参加)


時刻:午後5時

最高値108/平均値102


零:("精神的苦痛に伴う不定愁訴の考察と処置"……か。俺の味覚障害や痛覚遮断もこの部類に含まれるが…別段処置するつもりは無いんだよな。目的を果たせばどうせ…)


時刻:午後9時

最高値98/平均値96


零:……おばさん、うどん一杯ください。


(零は食堂で食事をしている)


……まただ。昼頃に食事をしていない…後でこっそり輸液を入れとくか。(入れながらカルテの見直しをして夜勤の引き継ぎを……)


時刻:午後11時

最高値103/平均値101


零:……はい。救急に不定愁訴の…?分かりました、引き受けます。


(話を聞くだけで症状の緩和に繋がる事がある……か。"病は気から"とは言うが…)


時刻:午前1時

最高値90/平均値86


零:(やはり、検査値には異常はない。過労と精神的苦痛から起きた不定愁訴だったようだ、仕事を休める安堵からか、発作は治まったようだが…精神科と連携する旨を伝えておこう。)


こんな時間か…仮眠しないとな。


時刻:午前2時

最高値92/平均値89

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