Over40作者の本棚、主催の桁くとんです。
ゆうすけ様、この度は企画ご参加いただきありがとうございました。
一夜のキリトリセンを走る631Dは、事故の死者の魂を、生きている者が死者に未練を持っている間は捉えて離さない檻みたいなものなのでしょうか。今回はしおりの魂が、亜希子に背を押された修二によって解放されましたが、まだ生きている者が未練を持つ魂が乗っているのでしょうね。
生きている者にとっては死者は後悔の象徴になることもあるのでしょうね。
不思議な余韻の残るお話を読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
桁くとんさん
読んでいただいてありがとうございました。
これ夏の真っ盛りの話なんで季節外れでしたね。
なかなかカクヨムで線路、しかも廃線をテーマにした話がなかったので書いてみました。
夜空を飛ばない、銀河鉄道でしたね。
死者をこの世につなぎとめるのは、生者の未練。真理です。
そういえば、昔友達の霊感もちのお母さんが、お盆に帰ってくる人は電車で帰ってくるっていってました。
だから、しおりさんは今度も電車に乗っているかもしれませんね。
にこやかに、手を振りながら。
作者からの返信
こころさん
旧作まで読んでいただいてありがとうございました。
このお話しは「同題異話SR」という企画の参加作品で、毎月一回お題が出てそれをタイトルにしたお話しを書くと言う人気企画なんです。この月のお題が「一夜のキリトリセン」だったんですが、みんな切り取り線のお話しばっかりだったので反抗心が湧いてこんなお話し書いてみました。
しかしお盆に帰ってくる人が電車に乗ってるってのはすごい話ですね。でもたしかに田舎のローカル線には不思議な霊的な感じがする時もありますから納得できる気もしました。
普段はこういうちょいファンタジー寄りの現代もの書いてます。あくまで葉桜は特殊なんです(笑)
星もいただいてありがとうございました。
キリトリセン
切り取り線でなく、桐鳥線……
廃線、という言葉だけでもなんだか切ない
登場人物の誰目線でも切ない、切ないお話でした
切ないけれど、すとんと心におちて
ああ、よかった、と沁みる
個人的には亜希子さんに注目していました
どうすべきか、なにが最善か
ちゃんと理解して寄り添う
旦那さんにそんな過去があったら
ああ……うう、私はここまで美しい心であれるかな。彼女もまた、切ないですね。
作者からの返信
もここさん
読んでくださってありがとうございます!
これは同じ題からお話を作る自主企画の参加作品なんですが、みなさんキリトリセン=切り取り線のお話ばっかりだったんですよね。せっかくカタカナでお題が指定されているのに切り取り線のお話ばっかりじゃ面白くないなあと思って、ひねり出してきたのが桐鳥線の話でした。
亜希子は健気でいい子になっちゃいましたよね。もしこういう子が本当にいたら、俺が惚れると思います(笑)
はじめまして。カクヨムコンの中間審査通過作品の中から、この作品を見つけ、拝読させていただきました。
目の前に情景が浮かんでくるかのような表現と、悲劇といえるストーリー、それを心に溜め、後悔しながらずっと生きてきた修二の心情描写がとても良かったです。
「一夜のキリトリセン」を直接目にして、しおりのかけてくれた言葉で、修二が長年抱いていた考えが実は修二の心の中に抱えていたものだと分かった時、修二も、そして読み手である自分も胸を撫でおろしたように感じました。
修二が、奥さんと幸せに生きていくことを祈ります。
作者からの返信
Youlifeさま
読んでいただいてありがとうございました。この作品、8月の終わりに書いたのでいささか季節ハズレ感ありますよね。
コンテスト期間中低浮上だったので微妙かなと思ってましたが、中間選考通過できてほっとしています。
今後ともよろしくお願いします!
面白かったです!
タイトルがいい感じにまとまった、と感じました。
ディーゼルって25‰の坂登るの?なんて思い調べたところ、登るんですねぇ……スゴイ!
ひとつだけ気になった箇所があるのですが、八月末で18時半だとまだ空は明るくないかなぁと思ったくらいで。
私もその時期をよく覚えているワケではないですが、完全日没が19時半ごろなので、山々に囲まれているとは言え、星空までは広がるかどうか、ってところですかね。
切ない、それでも希望に満ちた素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
さすがえーきちさん、日没の時間に気付くとは鋭いですねー。実は最初通学時間を2時間の設定にしてたんですけど、2時間もディーゼルカーに乗って通学するのはリアリティに欠けるなあと思って1時間に直したんですよ。
そうすると補習の終わりの時間と日没が上手く合わなくなって。
東に行くほど日没早いから東北の山奥という設定でなんとか乗り切りました。青森県の8月終わりの日没時間は18時10分ぐらいなのでギリギリセーフかな。
25パーミルもちょっと迷ったんですよ。あまり一般的な単位じゃないですからね。
なんて書かれるかドキドキしています。その前に読んでいただいてありがとうございました。
読者選考期間中に読めませんでしたごめんなしゃい、、、、<(_ _*)>
もう2話から涙が止まらなくてハンカチください((
こんな素敵なお話を書けるようになるにはゆうすけさんみたいに禿げなきゃいけないんだな~と……うっ、うっ……(T^T)←
登場人物全員いいひと。。
テレビのニュースとかネット百科事典からの引用とかキリトリセンの意味とかセンスよすぎですふぇ~ん。
もう言語を話せなくなってきたのでこのへんで(笑)
ほんとに素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
ぽっちゃん、選考期間じゃなくても読んでもらえて嬉しいです。ありがとうございました。
この話は、去年リレー小説やってる時にフリィちゃんが執筆するのを待ってる間に手が空いたんで、思い付きで書いたんですよ。フリィちゃんはうんこはギリギリまで我慢するタイプみたいなんでwww
ステキな話とか言われると照れちゃいますね。/////
まあ、これぐらいはハゲなくても大丈夫だと思いますよw
コメント失礼します。
とても切なくて素敵なお話でした。
架空の事故の話と思って読んでいたら、ネット百科事典の引用が出て来たので「え、本当にそんな事故があったのッ?」と驚いてググってしまいました。……真に迫った解説でした。
「キリトリセンは被害者の未練ではなくて主人公の未練を乗せて走っていた」……。第一話の「草刈りをする人が減った」「列車の乗客が少なくなった」という会話で、事故死した十二名の関係者の多くが立ち直りつつあることが示唆されているのに温かみを感じました。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
おお、ふづきさんに読んでいただいて光栄です。
このお話は同題異話の自主企画に参加した作品で、その時のお題が「一夜のキリトリセン」だったんです。
みなさん「切り取り線」のお話ばっかりだったので、せっかくなので違うキリトリセンを書いてやろうと。お題がカタカナにしてあるのに「切り取り線」ばっかりじゃつまんないですもんね。
結構実在した路線名と思ってググった人多かったみたいです。その意味では成功したかと思います。
星もいただいてありがとうございました。
キリトリセン、桐鳥線。
めっちゃくちゃよかったです。
これ、企画に参加されてるのには気づいてたんですが、完結されたら読もうと思ってすっかり忘れてたやつでした! が、カクコン参加作ということで、ある意味忘れててよかったかもしれません。笑
キリトリセン、じんわりしっとり清々しい、とっても素敵なお話でした。
作者からの返信
野々ちえさま
読んでいただいてありがとうございました!
これコンテストに出すにあたって改稿、改題しようと思ったんですけど、改題しちゃうとオチがなくなっちゃう!あわわわ、となりました。
結局そのままサブタイトルだけ付けて出しています。同題異話、そのままコンテスト出してる方もいらっしゃいましたしね。
レビューもいただいてありがとうございました!
「求む、最高の一万字!」企画から参りました!
同題異話。僕も毎度毎度注目していて、どういうのが描かれるのかなと楽しみにしているんです。
そのなかで、廃路線が題材に選ぶのが「凄い!」って思いました。そこまで発想が飛ぶのが素晴らしいですね(*´∀`*)
個人的には、ネット百科事典の文章が挿入されてるところを読んだタイミングで、自分の中の現実とファンタジーの境界線がガラガラと崩れて鳥肌が立ちました。いつかこそっと使いたいです。
幻想には自分の未練が載っていたというのも、ぐっときました。
素敵な小説、ありがとうございました!
作者からの返信
ひつじ様
読んでいただいてありがとうございました。
このお話「一夜のキリトリセン」という指定のお題で小説を書く自主企画でして、みんな「キリトリセン」=「切り取り線」と解釈していたのに反抗したくなって書きました。
ファンタジーになったのも廃路線になったのも全部キリトリセン=今は列車の走らない桐鳥線という設定からひねり出してきたものなんです。
同題異話の自主企画では変化球解釈ができたときだけ書いています。またなんか他の作者さんが思いつかないようなのを思いついたら書いてみようと思っています(が、意外に難しいお題がよく出るのでなかなか書けません)
またよろしくお願いします。
心にグッと来ました。
切なさとやり場のなかった後悔の思い。
やっと修二さんが先に進めるんですね。
感動しました。
作者からの返信
みいかさん
読んでくださってありがとうございます。
ファンタジー書くのは超久しぶりだったので感覚が分かんなくなってしまっていました。
しかもアフィシオン待ちの間にちょい書きするという暴挙。
ちゃんとお話になっていたでしょうか。ちょっとどきどきしてました。
通勤電車で、うるうるしてます。胸が熱くなりました。さすがです、ゆうすけさん!
ああ面白かった!大満足。
作者からの返信
wazzwallasisさん、レビューもいただいてありがとうございました。
アフィシオン待ってる間に急に思い立って書いてしまいました。
これで心置きなくアフィシオンに専念できそうです。
ホントは3000字ぐらいのすぐ終わるやつにするつもりだったんですが、なんか変なスイッチが入っちゃって、気づけば10000字目前でした。
しおりちゃんも亜希子さんもいい女!励ますとはこういうことをいう
草刈りのおはなしだと思って読み始めました。最初のシーンの修二を思い出すとまたグッときます。
幻っていうけれどみんな信じている。疑ったりバカにする人が1人もいない。切ないだけじゃない優しいおはなしで感動しました。
作者からの返信
まあ、でも草を刈るだけじゃ廃線に列車を走らせるなんて無理なんですけどね。
本当は廃線に一晩だけ本当に復活させて列車を走らせる話にするつもりだったんですが、あまりにも難しいのでファンタジーにしちゃいました。
他の方とはひと味違うキリトリセンが書きたかったのです。
読んでいただいてありがとうございました。
レビューもありがとうございます。本当にうれしいです。
ハッピーエンド……あの悲壮だった設定から。
すごくよかったです!
作者からの返信
いつまでも過去を悔いていても誰も誉めてくれませんよね。
キリトリセンで廃線になったローカル線のイメージが浮かんだので書いたお話でした。
読んでいただいてありがとうございました。
ゆうすけさんの作品は全部読んだと思いこんでました。でも、お陰で★の貢献ができました! 素敵なお話でした。
作者からの返信
みことさん、旧作読んでいただいてありがとうございました。まだこのころはアホな話を書いていませんでしたよね。最近こういうまじめな短編書けてないなと少し焦っています。