同居生活の始まりと買い物の始まりは突然に

そんな訳で女騎士ことライナとの同居生活が今日から始まる訳だがまずは忘れてた買い物をしようと思う。そんなことを思ってたら、洗い物しているライナから声を掛けられる。「あの…、未知…、お買い物に出掛けるのならば私の相棒をお貸ししましょうか…?」そんなことを言う。相棒…?「あのグリフォンを!?いいのか!?」 「ええ…、未知さえ良ければですけども…」「是非ともっ!!!」俺は食い気味に承諾した。あの伝説の生き物に乗って行けるなんて一生に二度と無いチャンスだぞっ!?これぞ非日常の醍醐味だなっ!そして出掛ける用意をして玄関を開けその後にライナが続いて外に出て。首に下げた小さな笛を吹き…、すると上空からあのグリフォンが降り立った…。そしてライナがグリフォンに近づき「フォンちゃん、あの人を乗せてお買い物に行って来て?」ライナが優しく声を掛けてグリフォンが姿勢を低くして「さあ乗って下さい!」とライナに声を掛けられる。その際に「これを首に掛けて下さい」と小さな笛を手渡され、「フォンちゃんを呼ぶ時にはそれを吹いて下さいね?」 「ありがとうな!」そう言うと同時にグリフォンは俺を乗せたまま勢い良く地面を蹴り上空まで上がるその勢いは物凄くグリフォンにしっかり捕まらないと振り落とされる勢いだ。そしてタワーマンションの遥か上空まで上がり切りそしてライナと出会ったスーパーまでゆったり飛びその間は上空からの夜景を楽しんだ。グリフォンに乗って夜空を飛ぶのは気持ちがいい…。ほど良く夜風が当たり俺のポニーテールをはためかせる…。そして何十分経ったのか下には目的地のスーパーが見えた。「フォンちゃん、あのスーパーだ。」俺は上空から指さし空いている駐車スペースへと誘導しそこへ静か降るように言い聞かせ。そして、自転車よりも圧倒的な速さでスーパーに到着したのであった。(しかし、グリフォンか〜、俺も、ああいう大型のペットが欲しいねぇ…。まぁその分出費もバカにならないと思うが…。今はあのにゃんこがいるしこれ以上は高望みし過ぎだな) こんな事を考えながら1日の買い物を済ませ、首に掛けた笛を吹き、外の広い駐車スペースにフォンちゃんを降り立たせ、フォンちゃんの背中に乗り、帰りも同じコースを飛ぶ。そういえばライナもこの笛を吹いたんだよな…?間接キスだな…。その帰り道何か分からない気持ちにさいなまれながら帰るのだった。俺の非日常な日常は始まったばっかり。

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