非日常な日々2

さて…、あの出来事の後、俺の日常は大きく変化した訳だが、一番はこれだな、病室で一晩寝たらあの夢に出て来た緑色に仄かに発光する猫ちゃんが現実でも出て来ちゃったのだ…。しかも他の人には見えない何故か私だけが視認できる、だがスマホのカメラには写る。そうして他の人にも認知できた。「なあ…。お前、何者なの?」と猫ちゃんに質問したら、「ニャー♪」と楽しそうな声で鳴く。カワイイっ!!!心中でそう叫んだ…。しかしバイト先には何て連絡しよう…?昨日バイト帰りの電車の中で翼を持った生き物に襲われました。って正直に言うか…。他の人達もアレは見えてたもんな…。ここにきて夢でしたーって。展開はごめんだぞ…!?ええいままよっ!そうしてスマホを取りバイト先に電話を掛ける。『はい○○屋ですっ!』「あのメンバーの細矢ですけども」『おおっ!細矢か!病院に入院したって聞いたが大丈夫なのか!?』「…ええ回復はしたので明日にでも復帰できます…」『えっ!?大怪我したって聞いたが、復帰できるのか?』「はい…、あの誰から聞いたんです?」『あぁ?お前の友達って人からだよ、兎に角復帰できるなら遅刻するなよ!』「は、はい!」

そう言って通話が切れる…。

友達…?ネット友達はいるけども職場の話って話したか…?そう考えてたら緑のにゃんこが擦り寄る…。まさかな…?そして夜…晩ごはんを買いに外へと出掛けようとしたらにゃんこが「ニャー!」と呼び止めてくる。ごはんかな?「はいはい。お前のご飯も買ってくるよ~。」と言うと

「ニャー♪」っと嬉しそうな声でにゃんこは玄関で座りお見送りする。しかし…、いつまでもにゃんこ呼びは不味いなあ…いい名前を付けなきゃな。そう心に決め自転車を走らせる目的地は近くのスーパーだ。そうして走らせる事、十分…、中世の甲冑着た女騎士がスーパーの周りをウロウロしている…。コスプレイヤーさんかな…?でもこんな夜にスーパーの周りをウロウロするコスプレイヤーさんっているか…?、昨日の事件以来、不可思議な事が続くなあ…。そう思いながらその女騎士に声を掛ける。「あの、何かお困りですか…?」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る