さて、描こうか。

前回とはまた違った目で貴方を見ているかもしれないが。





前に私は貴方に話した気がする。

小説は、少なからず作者の考えがわかる、と。

書き物というのは、作者の思考の垂れ流しだ。

素が漏れ出ていることが多く、そこから作者の人となりが見えることがしばしある。


私が貴方の小説を発見した時を貴方は知っている。

いつも通り無駄に懇切丁寧な口調だった。

あの後私は直ぐには読まなかった。

自分自身の時間をつくり、自分だけの世界になってから読んだ。


なぜあそこまでしたのか。


前回に引き続き自分のことをよくわかってない節が多いのだが仕方がない。


話を戻そう。

なぜ、と言われたら、気分というしかないのだが

なぜかそうしたくなった。

いつものようにダラダラと読むのは何かが違うと思った。


それによって自分の思考力が変わるわけでもなかった。

貴方の作品を見てもないのに異常に尊敬していたわけではない。

なにかが失礼だがまあいいだろう。


読んだ。

丁寧に。

現国の課題図書を読む位にゆっくり租借しながら。

貴方含め租借しないと読めない文章を作るのが大好きな人が多い。


そして、どす黒いような感情と

よくわからない感情が沸き上がってきた。


なぜ?

知らない。

日を置いて掴み掛けた何かは、

貴方の文章があまりに貴方の普段に酷似していたからだと告げる。


使う言葉、言い回し、使い方、使いどころ。

余りに変わらな過ぎたのが原因だったのだろう。









人の事ならいざ知らず、自分の事を考えるのは脳を酷使するなぁ

今回もここで締めさせていただこうと思う。

続きはまた次回。

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