第4話

書き始めてから約三十分が経った。

一向に作業は進んでないし、焦りを感じる部分もある。




私はスマホを持ったのは今年に入ってからだが

4年前から自分のパソコンをもち、

それ以前は、家のパソコンを使いネットという世界にいた。



多くのサイトやアプリを使った。

ゲームが苦手だったので多くはSNSだった。


しかし、親にはよい顔をされなかったのでこっそりやっては見つかって

という繰り返しだった。



繋がった人々と別れる日々。


何人かは連絡先を交換したり、そのサイトに戻ってきたりして再会したが

よく言われる言葉があった


「急にいなくなって本当に悲しかった」

「泣いたんだよ!」



わからなかった。

泣いてくれるのは本当にありがたかったが、理由がわからなかった。



逆に、仲良くしていた人が急にいなくなることもあった。

別れ際電話などをする機会があり

向こうでボロボロ泣いているのを聞きながら

私も泣きそうといいながら

わざと鼻声にしながら思う


わからない。と。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る