GUNDAM SENTINEL


 あらすじーーーー


 グリプス戦役末期、宇宙世紀0088年。小惑星基地ペズンに駐留する地球連邦軍教導団の中で、ティターンズ寄りの地球至上主義アースノイド主義思想を持つ青年将校達は、「ニューディサイズ」を標榜して武装決起しぺズンを制圧。シャア・アズナブルによるダカール宣言以後エゥーゴ寄りの姿勢となった地球連邦政府に反旗を翻したのだ。

 連邦政府は、グリプス戦役終結時に大多数の戦力を温存していたネオ・ジオンとの衝突を前に早急に連邦軍内部の意思統一を図るため、最大の障害となりうると判断されたニューディサイズを討伐する部隊を派遣することを決定する。だが、ネオ・ジオンとの戦いを前に大兵力を投入する訳にはいかず、アーガマ級新造巡洋艦ペガサスⅢと「スペリオルガンダム」「FAZZファッツ」「ゼータプラス」等のガンダムタイプMSを中心とする少数精鋭「α任務部隊」が宇宙に送り込まれた。

 そして激戦の果て、α任務部隊はペズン制圧を成功。だが増援兼討伐本隊として派遣されていたブライアン・エイノー提督率いるX分遣艦隊がニューディサイズに寝返り、親アースノイド派の月面都市エアーズが街を上げてニューディサイズに加担。戦力差は逆転し、戦局は混迷の度合いを深めていくのだった。




 GUNDAM SENTINEL(ガンダム・センチネル)は1987〜1990年に渡り模型誌「モデルグラフィックス」より展開された雑誌連載、小説、フォトストーリー企画である。元々は「機動戦士ガンダムZZ」終了「逆襲のシャア」劇場公開までのガンプララインナップの空白期間を埋めるための企画だったそうです(逆襲のシャアのガンプラ前倒しのため第一弾フルアーマーZZガンダムでまでで停止、発売復活を目指し模型誌連載として再始動、後にガンプラ化)時間軸は「機動戦士Zガンダム」終期〜「機動戦士ガンダムZZ」初期となります。様々な媒体でお世話になるメカデザイナー「カトキハジメ」さんが主役機デザインで活躍し始めるのも(主役機Sガンダムデザイン)この作品からのようです。


 企画側と読者側との熱い意見交換が交じわる読者投稿コーナーもあり、当時の一大オタクムーブメントのひとつであり50代前半〜40代後半のガンダムオタクにとっては大切な作品だとスパロボSSVシリーズスーパーバイザー寺田貴信さんもラジオで語っておられました。僕がこの作品に触れたのは名称としては「騎士ナイトガンダム物語ストーリーズ」の神「スペリオルドラゴン」と「SDガンダム外伝 円卓の騎士」の「勇剣士プラス」機体としては「第四次スーパーロボット大戦」の隠しユニット。ストーリーとしては「SDガンダム GGENERATIONジージェネレーションF」が最初ですね。本格的な世代ではないですけど、ゲームで触れた分にはガンダムmarkVとの一騎討ちやインコム装備の主役ガンダム。制御AIALICEアリスの設定等、重厚なリアル志向な設定と熱い展開が面白い作品でしたね。 あと、主役機の強化機体に「EX-Sイクスェスガンダム」というのがあるんですけど、僕これ寺田さんがラジオで言う最近まで「スペリオール」だと思ってたんですよ。SがスペリオルでEX-Sがスペリオールだと友達に言われてずっとそれを信じてたんですね。でもこれ、僕だけじゃなくて全国でそう覚えてた人が多かったらしく、友達もそれを信じてたのかなと思います。ガンダムの神はスペリオルドラゴンであるという刷り込まれているSDガンダム世代は最強がスペリオールだとすんなりと信じる人が多かったんだろうなぁ。


 で、この作品スパロボ的には第四次に勝手に出して怒られてリメイクのスパロボFには参戦不可(内部データはある)は有名ですけど。実は一回正式に参戦仕掛けた事はあるんですよ。「第二次スーパーロボット大戦α」で「目玉参戦で敵ユニットをあらかた作り終えて味方ユニット+α作り始めた所で参戦取り消しになった作品がある」て濁して語られてましたけど、発見当時、ネットに大量流出されてた第二次αの内部データ的にどう考えてもこの作品なんですよ(ニューディサイズの敵ユニットとアムロ専用ゼータプラスの味方ユニットデータ)当時、某掲示板覗くとジャンジャン画像流出閲覧し放題状態だったんで目にした人は多かったかも知れません(いけないと知りつつ見ちゃった)。実現してたら藤原啓治さんの演じる主人公「リョウ・ルーツ」がスパロボでプレイできたかもと思うと残念ですけど、模型誌再始動という経緯で版権が色んな所に散らばって複雑らしいのでしょうがないのかなぁ(Gジェネでもユニットのみ参戦が多くなってストーリー再現を見てない)


 色々ありますけど、アニメ化を望むファンは今も多い作品です。閃光のハサウェイがアニメ化してから更に声は大きくなった気がします。

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