聖戦士ダンバイン〜聖戦士伝説〜 あらすじ



 リの国の国王「ゴード・トルール」は国を脅かす程に増殖した「強獣」討伐のために隣国アの国より借り受けたオーラ・バトラー「ゲド」を繰り、辛くも強獣「ガッダー」の群れの討伐に成功する。だが、オーラ力の激しい消耗からゲドを降りた瞬間、それを狙うかのように空から強獣「ドラウゲン」がゲドを強襲する。その時、眩い光と共にひとりの地上人がゲドのコックピットへと召喚された。突如バイストン・ウェルへと召喚された地上人「シュンジ・イザワ」は目の前に迫る生命の危機に本能的にゲドを操縦しドラウゲンを撃退した。

 その姿を目の前にしたゴード王の心にバイストン・ウェルとリの国が危機に瀕した時、救世の聖戦士が現れるというリの国の伝承「聖戦士伝説」を信ずる思いが現れていた。


 リの国に保護された地上の日本人学生シュンジはこの世界バイストン・ウェルと聖戦士の伝説を聞く。生命の危機に晒されこれが夢だとも感じられぬシュンジは事実を受け入れ、強獣と蛮族「ガロウ・ラン」の襲撃の危機に瀕するリの国へと助けてもらった恩を返すと決めた。

 シュンジは再び現れた強獣の群れの討伐のためリの国の本来の戦力である飛竜「Pパンツァードラグーン」を繰り「強獣の森」へと飛び、騎団長「ザン・ブラス」聖戦士に憧れるザンの息子「レン・ブラス」をはじめとした「リの騎団」と共にこれを撃退する事に成功する。

 強獣の討伐を終え、帰路に着こうとしたその時、強獣ダッガーに襲われるミ・フェラリオの少女「フィナ・エスティナ」をシュンジは救う。自身の名以外の記憶を失い心細さと恐怖に押しつぶされそうなか弱きフィナに今の自身の境遇を重ねたシュンジはフィナを少しの間、保護する事を決めるのであった。


 少しの時が経ち、リとアの国境付近に再び強獣が現れる。シュンジはリの騎団と共にこれを撃退しに向かいアの国のドレイク軍の騎士「バーン・バニングス」と邂逅し、言葉を交わした。数日後、ガロウ・ランの討伐をドレイク軍より持ちかけられたリの国はゴード王と共にこれを討伐に向かった。

 だが、ガロウ・ランの討伐を終えた直後に謎の火球がゴード王のドラグーンに直撃し、ゴード王は重症を追うのであった。

 トルール城にてシュンジはゴード王の老侍従「オウエン・アグライト」に呼び出され重症のゴード王の元にゆく。シュンジはゴード王に「リの国のために尽くしては貰えぬだろうか」と今際の願いを託された。その願いを受け入れたシュンジの目の前でゴード王はその生命を志し半ばで散らす。慟哭の涙に濡れるシュンジの気持ちが落ち着くのを待ち、オウエンとザンからシュンジをリの国の王として認めると告げられる。困惑するシュンジであったがゴード王の願いと、聖戦士シュンジの決断に従うと決めたリの国の覚悟を受け取り、シュンジは聖戦士として、王としてリの国の為に立つことを決めた。その覚悟がシュンジとリの国になにをもたらすか、それはまだ、誰にもわからない。


 ※あらすじが長くなったので分けます。


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