書籍化は、就職活動に似ている?






先ほどのエピソードのように惜しい惜しいと、右往左往していても始まりません。まずは行動・実践あるのみです。


さて、いつもながら突然ですが、今回のタイトル。

そのとおり、漠然と似ているなと思った次第です。


企業側は、新入社員が欲しい。企業を存続させるためです。

新入社員側は、働く場所が欲しい。生活基盤を維持するためです。


企業側は、新入社員に条件を出します。企業を存続させるためです。

新入社員は、売り込みます。出された条件を満たすためです。


企業側は、新入社員を審査します。企業に利益をもたらすためです。

新入社員は、審査を受けます。企業に利益をもたらし、存続させるために。


そのシステムを避けたいのなら覚悟した上で退社し、辞退し、経験を積み情報を集め起業する。


資本主義による自由競争の構図の一つだと思われます。


さて。

ここで、モヤッとしませんか。

何か、お気付きなのではありませんか。


企業側も、新入社員側も、入社できる条件が明らかにされていません。

もちろん、企業側のカラーや要項、求められる条件などなどは提示されます。

新入社員側も、要項に沿った自身であれるよう調整をするはずです。


だとして。

熱意や根性を出したとしても、受け入れた新入社員側が企業側の利益につながってくれる人材なのか。

また、新入社員側が持つポテンシャルは企業側のカラーに合わせて維持できるのか、社会人として成長できる場所なのか。


同情などの感情だけで信頼してしまうには、互いにとって、あまりにも未知数。あまりにもリスキーだと思われる次第です。


ここで、書籍化に目を向けてみましょう。

「カクヨム」様のコンテストでは、細かく要項を提示して下さいます。

ここで思い出していただきたいのが、ご紹介した神辺茉莉花様の創作論です。


出版社、出版物にはレーベルという名のがあります。

要項を鵜呑みにしても出版社、編集者、選定者が求めるをカクしなければならないのです。


新しい世界、どこにもない物語を求めています!


との要項に対し、受賞した作品に違和感を持たれた作者様も少なくはないと拝察します。


しかし、それがコンテストが求めていたであり、正解なのです。

企業内定、おめでとうございます!

なのです。

企業側と新入社員側の利害が、一致した現実ではないでしょうか。


その先は、企業側と新入社員側は存続のために邁進することになります。一つの物語が始まったわけですね。


どうしても、「カクヨム」様から書籍化したい! とにかく自信作を書籍化したい! と切望される方には、時折開催される「カクヨムプライベートコンテスト」がオススメです。


それぞれの編集者様のがあり、一線を画する作者様や作品です。

毛色は違うかもしれませんが、持ち込みと呼べるシステムだと思われるので、チャンスは広がるのではないでしょうか。



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