第6話王都への帰省

「マナスも大きくなってきたし今度王都へ帰省しないか?」


アデルは夕飯を食べながらソフィアと話す。


「そうね…お母様のにも一度マナスを見せに戻って来いって手紙をもらってるのよね…」


アデルもソフィアも元々は王都の人間だったが子供を育てるなら自然の多い所がいいとこの村へと引っ越して来たのだった。


「おうと…?」

5歳となったマナスはもう普通に食事が取れる。


「おお、お父さんとお母さんが育った場所だぞ」

飛んでくる火の玉に脇から飛んできた水の玉 をスプーンで弾き相殺しながら応える。


「そうね…とっても大きいところよ?」

それは王都の説明としてどうなのだろうか?


「マナスは行きたい?」


「…うん!行く!」

3人+αは王都に向かうことにした。





「ではゴートン、村長行ってきます。」

馬車に乗り見送りに来た村長と門番のゴートンに挨拶する。


「気を付けてな!」

「まあアデルさんなら心配ないだろうけど…」


「バイバイ!」

手を一生懸命に振るマナスにほっこりとしながら見送るのだった。

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