2
「……その後、お風邪は大丈夫かにゃ?」
「あ、……っ、――――…………」
うにょうにょと動く、長くてするんとした尻尾――否、
目下に映るそれは、まさしく
「………………
……『かわいい』じゃないだろ僕。ドコの国の挨拶だそれ。
「
賭けでもされていたのか僕は。
「マジか……」「うっわ」「ないわー」「キモい」
「非道くねぇ!!?」
僕はただ圧倒的すぎる"kawaii"に脳を蝕まれただけなんだが!!?
「えっ……江入さん、実はご出身プレイボーイの国……?」
何言ってやがる
「ああほら、驚くのはいいけど
「……ホントだ。江入、怒りと恥辱のマリアージュ涙目添え」
「ええと――ほらほら
項垂れるねこみみ、ゆらめくしっぽ――。
「はうゃ」
……変な声出たが!? 思いの外チョロい自分に驚きを禁じ得ないんだが!!?
「かわいい……」
そして学習しないな僕!
外野の視線がものすごく
「あ、そうだ
「
「……LINE交換しよう?」
「………………へ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます