p.79 漫画と小説

 本棚には圧倒的に漫画が多い。

 絵が上手くなったらいいなと考えていたから、自然と溜まっていくものだよね。


 筆致は物語を越えるか、空に走る。どうやって手紙を取り入れるか、うーんと頭を捻る。郵便受けに届くのはやりたくない。私は困れば媒体に逃げるようです、気分よく纏められたのは良いけど……次は天気雨をどうやって入れる? 最後の方にちょろっと出てくるとか、取って付けたような、なんだこれって感じですね。


 書き直しを繰り返し、新鮮さもなくなってきて、やーめた。


 読むことに集中するのもありじゃん。そういうのも良いよ。


 前回参加して、テンポ良い書き方してる、と言われたんだっけ。なんでテンポがいいんでしょうか。漫画の読みすぎかとも思っちゃうんですけど。小説に対してハードル低くなったのは、ケータイ小説からなんですよね。中学、朝の読書時間に、書籍化されたケータイ小説を読んでました。恋空。


 終盤辺りで改行が多めかもしれませんね。なぜ改行が多いのか、雰囲気作りなんですよ。ガラケーだから良い演出にはなってるんですよねー、今はすいすいと画面動かせるから、意味ないかもしれませんが。


 人物が二人居て、互いに好きだと意識してる、目が合ったり咄嗟にそっぽを向いたり。逃げ恥のように焦らせるというか。長い空白の先に、好きの二文字。なんとも言えない高揚感に包まれる。


 時間の経過で改行とかもありますもんね。重要な一文の前後に改行を入れたり。……どこでそんなサクサク読み進められる書き方を知った? となれば、ケータイ小説を何度も読んだから? かもしれませんね。


 風、光、雨、太陽、天気をどう持ってきて表現に使うか……。文章にするの、むずかしい。



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