私が死んだら、きっとエーゲの海に骨屑をまいてもらいたい。全部だ。骨壷を逆さまにして底を叩いて、綺麗な透明で洗って、私の粉粒ひとつも残さないでほしい。もし悲しいと思うなら、海の町で土産でも買って、それを骨だと思ってくれ。


叶うことなら空に抱かれて海に鎮まりたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

短文 冠楽A @kanraku_A

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ