// 7 ビビッド

「この……おバカ――――ッ!!」


 気の強い怒号とともに、僕の額からがつんっ!と痛快な音が上がって視界に白い火花が散った。午前の授業に間に合わないと悟り、開き直って昼休みに合わせて登校した僕が、リュックからコンビニの惣菜パンを取り出そうとしたまさにその瞬間の出来事だった。

 僕は何が起きたのかさっぱり把握できないまま、額に迸った衝撃で上体を仰け反らせ、バランスを崩し仰向けに床へと沈んだ。当事者ゆえに想像に過ぎないが、この光景を見ていた他のクラスメイトからすれば相当に見事なK・Oだったに違いない。


 凄まじい衝撃と額に走る痛みによって眠気の残滓は綺麗サッパリ晴れたが、代わりに脳震盪による目眩で頭がくらくらする。昨日に続き、どうして僕が教室で眠そうにしてると頭にダメージを負うことになるんだろうか。そんなことを朦朧とする意識の片隅でぼやきながら恐る恐る頭上を仰ぐと、怒声の主は桜色の口元をへの字に尖らせながら腕を組み、仁王立ちで燃えるような視線を僕に注いでいた。


「ススム!あんた昨日、あたしとツバサ置き去りにして一人で勝手に帰ったわね!?」


 声の主はやはりユーリだった。正直、その憤慨を滾らせる鈴声を聴いた時点で声の主に見当はついていたのだが、改めてその姿を確認すると首筋に嫌な汗がじわりと滲み出す。

 昨晩、ストラグルに敗退したことで頭の中がいっぱいいっぱいだったとはいえ、応援に駆け付けてきてくれていた幼馴染二人に挨拶もなしにゲーセンを飛び出して、不思議なデザイナーの青年と邂逅した後そのまま帰宅してしまったのだからユーリたちが怒るのも無理はない。


「ご、ごめんユーリ!昨日はほんと、頭の中ぐっちゃぐちゃで……」


「言い訳しない!そりゃ、あんな負け方しちゃったんだからショックなのは分かるけど、だからって一人で帰ることないじゃない!ストラグルの後は勝敗にかかわらず三人でお疲れ会するって私たちのルール、忘れちゃったわけ?」


 弁解の余地もなく、ユーリは額を抑えてへたり込む僕へと早口でまくしたてた。

 ユーリが早口で叱責するのは相当に機嫌を損ねている時のサインだ。彼女が怒るのも当然で、ユーリはいつも僕とツバサを加えた三人での『ストラグルお疲れ会』を楽しみにしているし、その日の勝敗に関わらず三人のうちの誰かが対戦をした日には必ずお疲れ会を開くという昔からのルールを破るのは、僕ら幼馴染三人の間ではご法度となっているからだ。


 焦がすように睨んでくるユーリに気圧され、僕はすぐさまその場に正座し精一杯の謝罪を込めて顔の前で手を合わせた。


「ほ、ほんとにごめん!ルールを忘れたわけじゃないんだ!ただ……二人に合わせる顔がなくって……」


 ユーリは僕が謝っている最中も尖らせた口をさらに固く引き結んでいたが、たっぷり十秒ほど黙り込んだのち、長大な溜息を吐いてから床にへたり込む僕の手を取りぐいと引き上げて立たせた。


「どんな顔だっていいよ。悔しい顔でも、情けない顔でも。一緒に泣いて悔しがって、最後は一緒に笑ってやるって昔ツバサと言ってたじゃん。あたしらが今さらススムにゲンメツしたりするわけない。あたしたちのこと、見くびりすぎだっての」


 言いながら、ユーリは呆れたように肩をすくめて口元を小さく綻ばせた。幼い頃から知っている、喧嘩して仲直りした後にだけ見せる控えめな笑顔が、今は少しだけまぶしく見えるような気がした。

 そう思った瞬間、ユーリの右手が僕の額へと閃き、ばちんっと軽い音と衝撃が眉間を打った。


「痛っつ!」


「もうっ!泣くな弱虫!」


 すっかりいつものお姉さん口調に戻ったユーリが、両手を腰に当てながら呆れたように鼻を鳴らす。

 そこでやっと、僕は自分の目尻に溜まっていた数滴の雫の存在を自覚して、慌てて目元をパーカーの袖で拭った。


「いやっ、これは……!」


 昨晩の失態を快く許してくれた幼馴染の言葉に少なからず心動いてしまったのは事実だが、まさか中三にもなってこんなにもあっさり涙が出てくるとは思わなかった。しかも旧知の仲とはいえ、女の子の前で泣くというのは我ながら男らしさの欠片もない。

 こんなだからいつもユーリにからかわれるんだろうなぁ、なんて頭の片隅でボヤきながら、僕はずれた眼鏡を直して今度こそユーリへと向き直った。ユーリはすっかり機嫌を直してくれたらしく、いつものようにいたずらっぽい笑みを浮かべて僕に視線を返してくる。


「まったく……ススムはいつからそんなベソかきになっちゃったかなー」


「違うって!さっきのユーリの頭突きが痛過ぎて涙出てきただけだよ……」


「なんだ、やっぱり泣き虫じゃん。か弱い女の子の頭突きとか、人によってはごほーびだぞ?」


「自分で言うのか……石頭」


「なんだとーっ!?このっ…………」


 いつものように軽口の応酬へと突入しそうになった所で、ユーリはぴたりと言葉を切る。

 一瞬どうかしたのかと思ったが、周囲でにやにやといやらしい笑みを浮かべながら僕ら二人を眺めているクラスメイト達の存在に僕も遅れて気付き、急激に顔が熱を帯び始める。

 慌てて顔を背けると、あろうことかユーリも全くの同時に反対側へと顔を反らした。悪い意味で息ピッタリな僕らの動きがトドメになったようで、瞬間クラス全体から弾けるような笑い声が上がり、僕とユーリはしばらく浮ついた空気の真ん中で突っ立ったまま固まる羽目になってしまった。



 予想外の公開処刑は、我慢できなくなったユーリの一喝によりクラス全員を黙らせる形で幕を閉じた。昔からユーリとの仲はたびたび同学年の男子連中にからかわれたりするが、男女の親友同士であれば少なからずそういう噂が流れるのは仕方のないことで、ユーリも照れはするがそれ以上気にもしない様子なので僕は半ば「そういうもの」として受け入れている。


 昼休みも半分ほど過ぎてしまったが、僕はコンビニで買ったコロッケパンを齧りつつ、机の向かいで弁当を広げるユーリに昨晩出会ったユウという不思議な白金髪の青年との一件を説明した。


「ふーん……で、そのユウって人に昔のこと話したら、最初期型の超レアなチップ貰っちゃったと」


「うん。そうなんだ」


「……めっちゃ怪しくない?その人」


 コンパクトな弁当箱から卵焼きを摘み上げながら、ユーリは訝しむような口調で言う。


「うーん……そうかなぁ?」


「だって、いきなり現れて身の上話したら超高額なレアチップタダでくれて、しかも背が高くてハーフっぽいイケメンでしょ?いかにも怪しいじゃない。そのチップ、偽物かウィルスでも入ってんじゃないの……?」


 ユーリのイケメンに対する偏見にはひとまず触れないことにして、僕はコーヒー牛乳のパックにストローを差しながら昨晩のユウとのやり取りを脳内で振り返ってみる。


「いや……確かに僕も最初は疑ったけどさ、一応ウィルスの類も検出ソフトに通して確かめたけどチップ自体は大丈夫だったよ。それに……なんていうか、僕はあのユウって人がタチの悪い嫌がらせをするような人にはどうしても思えなかったんだよね……」


「何、ずいぶんその人のこと信用しちゃってるじゃん。人見知りのススムにしては珍しく」


「うん……十数分話しただけなんだけど、なんとなく悪い人じゃない気がしてさ。結局、全部話しちゃったよ。ヤケになってたのもあるけど」


「まぁ、辛い事とかモヤモヤは人に話すと楽になったりするしね。ススムは一人で抱え込むクセあるし、ちょっとは吐き出した方がいいって。あたしらだって、いるんだしさ」


 そう言ってユーリは、二本の箸を指先で器用にくるくると回しながらにこりと優しく笑う。どうやら、昨晩のことはもう完全に水に流してくれたようだった。

 やはり、ユーリには怒るより笑っていてほしいと改めて思う。昨晩のように、自分のことばかりでユーリの気持ちをないがしろにし悲しませてしまうような事はもうしたくない。

 思えば、かつてトレパク疑惑をかけられ狼狽しきっていた時から現在に至るまで、ユーリには心配をかけっぱなしだ。彼女の善意に甘え続けるのではいけない。ユーリがいつでも笑っていられるように、心配しないように、僕がちゃんとしなきゃ。


 内心で固く決意する僕の顔をユーリは可笑しそうに覗き込んでいたが、ふと「あ、」と何かを思い出したように眉を吊り上げると、軽快に箸を回していた手をぴたりと止める。


「そういえばさ、その貰ったっていう初期型のチップ、もう何か描いてみたの?」


 ユーリの何気ない質問に、今度は僕の方が固まった。


「ススムのことだから、早速チップ使ってみたんでしょ?どんなの描いたの?」


 ユーリが興味深々とばかりに身を乗り出して顔を近づけてくる。僕は答えに迷ってあー、うー、えーなどと言葉にならない呻きを上げてみるが、そんなことではユーリはその大きな瞳を逸らしてくれそうになかったので、僕は観念して左手首のホルダーからスタイラスペンを引き抜いた。


「先に言っとくけど、絶対笑わないでよ」


「何それ、笑っちゃうような外見なわけ?」


「いや……でも、今までの僕のArtsアーツとはちょっと違うっていうか……僕も予想外っていうか」


「もー、ぐじぐじ言ってないで早く見せてってば!」


 ユーリに急かされ、僕は渋々リュックからヘッドセットを取り出して左耳に引っ掛けた。すぐさま視界に四角いウィンドウが表示されるので、その内側にアルファベットの『F』と数字の『7』を組み合わせたような図形をスタイラスペンで描きこむと、ロック解除の軽いジングルとともにNinephニンフのデスクトップが視界に広がる。

 やや気後れしつつも、僕はいくつかのアイコンを操作して机の上にミニチュア化した新たな相棒を出現させた。


 空間から滲み出すように出現した光粒子が、机の中央で小柄な四足獣を形作る。光の粒を散らしながら出現したユニは、さっそく眠そうに大きなあくびをしてから周囲を見回し、僕とユーリの顔を交互に確認してケーブル状の尻尾をふわんふわんと揺らした。


「えっと……こいつが今朝できたばっかりの、僕の新しいArtsアーツ。名前はユニ」


 遠慮がちにユニを紹介しながら、僕は向かいに座るユーリの表情を恐る恐る窺った。

 これまでカッコよさ至上主義のサイバーチックな騎士だの剣士だのばかり描いてきた僕の、この突然の作風変更をユーリがどう捉えるか。ユニの見た目は、どう見てもモフモフつやつやの愛玩動物のそれだし、ストラグルにエントリーする屈強なArtsアーツたちと並ぶにはあまりに可愛すぎる。

 そんな、下手したらゆるキャラにすら見えてしまうかもしれないArtsアーツを僕が描いたと知ったら、生じたギャップにユーリが笑いを堪えられるとは思えない。

 僕は抱腹絶倒で笑い転げる幼馴染の姿を想像しながら、ユーリの反応を待った。


 しかし、ユーリの反応は以外にも――――と言うのも失礼ではあるが――――至極、女の子らしいものだった。


「か、か、か…………可ん愛いいいいいいいいいぃぃぃ~~~~!!」


 つまり、小動物を前にした可愛いもの好きJCの反応。

 よく考えれば当然で、ユーリは《Eu-lyユーリィ》のデザイナーネームで活動する気鋭のハイファンタジー系デザイナーなのだ。むしろ動物・モンスターは大好物だった。特に可愛い系の魔法動物。


「ね!ね!ススム、お願い!ちょっとだけ抱っこさせてえ!!」


 急激にハイテンションになったユーリが、すでにユニの脇腹に手を滑り込ませながら言う。ユニは相変わらず不思議そうな表情で丸い耳をパタパタ動かしながら、されるがままに身を預けている。


「もう抱っこしてるじゃんか……」


「キャ~!何この子超可愛いわああぁ~~!うちのメリィといい勝負かもおおぉぉ~!!」


 ユーリはユニの両脇に手を入れながら、まるで家猫を持ち上げるように抱き上げて幸せそうに顔をすり寄せた。

 もちろんユニは視界に複合現実MR表示された3Dモデルであるため、実体はない。しかし同時に、複合現実MR表示されたモデルはNinephニンフ内のモーションセンサーやヘッドセットのカメラによって現実の物体の位置などを算出しているため、机の天板を認識してその上に立つこともできるし、自身を持ち上げる手を認識して位置が変化したりもする。


 今、ユニを持ち上げるユーリの手にはユニの胴体の質感や被毛エフェクトのモフモフ感は伝わっていないだろうが、僕やユーリの視界の上では優しく抱きかかえられるユニの姿が見えているため、僕らの認識上では、ユニはそこに存在しているのと限りなく変わらない。

 感触はなくとも実際に触れ合い、お互いにコミュニケーションを取ることができる事も、Artsアーツがただの3Dモデル以上の親近感をデザイナーたちに感じさせている理由だろう。


 たっぷり3分以上もユニの仮想の毛並みを満喫したユーリは、名残惜しそうにユニを机の上に座らせて満足げなため息をついた。


「はぁ~……癒されたぁ……まさかススムがこんな可愛いキツネちゃんを描けるなんて、思わなかったなぁ」


「え、いや、キツネじゃないと思うけど……」


 僕の控えめな反論に、ユーリは机の真ん中でちょこんと座るユニを一瞥して悩むように唸った。


「ん~……確かに、この座り方って犬科ってより猫科かなぁ。じゃあ、何モチーフなわけ?」


 聞かれ、僕は回答に困り思わず口ごもった。今朝からずっと考えてはいたが、自分でもユニのモチーフが何なのか思い出せない。昨晩ユニを描いていた時の記憶はおぼろげに甦ってきてはいるのだが、やはりまだはっきりとはしない。


「実はさ……自分でもよくわかんないんだよね……」


「え?」


 僕は意を決して、昨晩の記憶が曖昧なこと、最初期型のチップには心核補正の機能がないことをユーリに打ち明けた。

 ユーリに無駄な心配をかけそうだったのでこれまで黙っていたが、しかしマニア向けの情報とはいえチップのことは少し調べれば簡単に情報が出てくるし、記憶のことも長い付き合いの幼馴染の前ではいずれきっとボロが出る。

 また誤魔化してユーリを悲しませるよりも、先に言ってしまったほうが良いと、そう思った。


 ユーリは最初こそ驚いたみたいだったが、僕自身には変わりないことを話すとそれ以上は聞かず、安心した様子でまた表情を和らげた。


「もう……また一人で無茶なことして……」


「ご、ごめん……」


Artsアーツのことになるとすぐ突っ走るんだから……次なんか無茶する時は、あたしも呼びなさいよね。あとツバサも」


「わかったよ……そうする」


 いつものお姉さん口調で強引に約束させると、ユーリは小さく肩をすくめながら、机の上で毛づくろいを始めたユニの頭を優しく撫でた。


「それにしても、このコ本当に凄いね………いくら四足獣ベースの骨格にしたって、毛づくろいなんて優先度の低い動作までプリセットされてるわけじゃないはずでしょ?なのにこんなに自然に……しかもたった一晩で」


「うん……僕も不思議なんだよね。モチーフは多分、いろんな動物の特徴をかけ合わせた架空の動物なんだろうけど、動作が自然すぎる。僕が朝起きた時にはもう歩行どころか、身体を掻いたりジャンプしたりできた……。最初期型のチップにこんな自然なモーションがプリセットされてるわけないし、そもそも古いチップにしてはAIが高性能すぎる。これじゃあもう描いている最中から高シンクロ状態で僕の記憶から学習し続けてたとしか……」


「そんな……まさか……。そんなことできるのって公式ランキング一桁台のハイランカーか、《トレイルブレイザー殿堂入り》の8人くらいでしょ?いくらススムだって、初期型のチップ使っただけでそんなこと……」


「そうなんだよな……でも、他にどう説明すればいいのか……」


 今朝よりは冴えているはずの頭を無理やり回しながら、僕は机上でユーリに顎を撫でられている謎だらけの相棒を見つめた。

 すると、まるで視線を感じ取ったかのようにユニも僕の瞳をすっと見上げる。


 Artsアーツはデザイナーの創作活動中の情動から生まれる。デザイナーの嗜好が反映されるArtsアーツだからこそ、デザイナー本人との親和性が高くシンクロ値も安定しやすい。

 ユニもArtsアーツである以上、ユニの一挙手一投足の根源となったのは僕の情動ということになる。これだけ自然で滑らかな動きを実現できているのは、僕がユニにそれを望んだからであるはずだ。


 では、僕がユニに込めた情動とは、何なのだろう?


 サイバータッチで描かれた、純白の幼獣。そのモチーフに、昨晩の僕は何を、どんな想いを込めたのだろうか?


 お前は……一体何者なんだ?


 小さな仮想の瞳と視線を交わしながら、僕は胸の中でユニに問いかけた。もちろん返事はなかったが、一瞬、耳の奥できんきんとした音がかすかに響いた気がした。


「ねえ、だったらさ」


 どこかで聞き覚えがあるような耳鳴りの正体を思い出そうした所で、ユーリが机の弁当箱を片付けながら閃いたように言う。


「測ってみればいいんじゃない?シンクロ値」


 それを聞いて、僕もはっとユーリの意図に思い至る。


「そうかフリーマッチ!その手があった!!」


「放課後【ビビッド】行ってみようよ!昨日の今日でちょっと気が引けるかもだけど」


「いや、大丈夫!むしろ早く対戦で試したいよ。ユニの実力をさ」


 ユーリの予想外の名案に胸を高鳴らせながら、僕は机の上で座るユニを一瞥した。

 僕の熱がNinephニンフを介して伝播したのか、これまで感情の起伏が薄かったユニもまた、小さな口元から牙を覗かせて、瞳に浮かぶ銀河のような光をかすかに強めているように見えた。

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