第13話 Drooling

「すみません」

先ほどの警官に声をかける


「何だまだいたのか、さっさと帰れ。って転んだのか?ドロドロじゃないか。」


優しくハンカチをくれようとしたが、家もさほど遠くないので大丈夫と断りを入れて、事件のについて質問をした。


「最近この付近で起こった殺人事件の犯人って、まだ捕まっていないんですよね?犯人の特徴って何か分かってるんですか?」


「捜査状況については君に教える事はできないんだが、君はこの辺りに住んでるんだろう?もし有益な情報があるようだったら連絡をくれ、正直現場も手詰まりなんだ...」


と教える事はできないと言いつつ、現状の進捗について吐露をする。


「そうですか、近所に住む者として少し不安だったので...もし何か情報があればすぐに連絡します。」


結局得られたものはこのリングだけか...正直全く事件には関係が無いと思うが...


まあMに一回見せてみるか、記憶に引っかかるかもしれないし、何もなければ落とし物として届けるだけだ。


ベタベタのドロドロになりながら帰路についた



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