眼球の醸す独特の風合い、香り、そして味……。目玉はワインの如く。きみは、味わう側か、それとも……?『眼球図鑑』というタイトルから連想される通り、視る、蒐める、魅入る、というモチーフが重なり合う作品。怪奇というには美しく、幻想というには生々しい。そんな独特の筆致を愉しんでください。ラストの切れの良さは絶品です。
眼球図鑑とはなんぞや? 彼は興味を持った人に寄ってるのかもしれません。ちょっと、ゾクッとするお話しです。