第3話 2年目の浪人と成績が上がるきっかけ

 2年目の浪人では一年目のときいたグループも少しは残っていますが顔ぶれはほとんど変わりました。

 自分は2年目からはストイックにやろうと考えて友達を作りませんでした。それで授業も全部休まずに出ていました。

 それでも成績は全然伸びませんでした。復習はするのですが、予習するという習慣がなかったのがその主たる原因だったのでした。

 2年目の浪人の12月に予備校の化学先生に勉強の仕方を聞きに行ったところ、勉強のやり方なんてものはない人それぞれ、自分で工夫して見つけるものなんだよと言われました。そこで自分の中の何かが少し変わりました。

 その年は私立大学の受かりやすいところを受験して初めて合格通知をもらいました。祖母が私のおじさんは難しい大学ばかりを受験して結局大学へ行かなかった。

おまえはそのおじさんに似ていると言われていたので、そのおじさんと違う運命を選ぼうと簡単な私立大学を受けることにした結果、合格通知をもらうことができました。

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