2020年1月

仕事終わりのカップ酒が妙に沁みる

 僕は、仕事終わりに酒を飲むことが多い。というか、飲まないと生きていられない。仕事終わりには炭酸がバリバリにきいたビールやチューハイも良い。風呂上りに飲むと軽くトリップした感覚になる。合法的なトビ方だ。


 だけど、僕は仕事終わりのカップ酒に心が惹かれる。


 人肌燗くらいに温めて、仕事終わりの風呂上りに飲む。もちろん、煙草を吸いながら。すると、心地よい暖かさの酒がスーッと体中に染み渡るような感覚が得られる。チビリ、チビリ、と少しずつ飲む。じんわりあたたかくなってきて、酔いがゆっくりと体中に浸透する。


 これが妙に沁みるんだよなあ……。


 ビールとかチューハイとかは、なんかこう体を急速に引き締めるみたいな感覚になる。冷たいのと炭酸の刺激がそうさせるのもあるだろうが、グーッと体に流し込むの味方にも理由がある気がする。


 だから、僕は仕事終わりの一杯目にはカップ酒を飲むことが多い。


 特に最近は。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る