第188回 物語の発想パターンは?

 アンケート188回目。今回は、書き手の皆さんに物語の発想パターンについて聞いてみました。その結果はこちら。


 書き手の皆さんに質問です。物語の発想パターンで一番多いのはどれですか?


 まずテーマを決めて計算で作る           14.3%

 突然物語のネタが降りてくる            78.6%

 既存の作品を見て自分ならこうすると言うところから  7.1%

 現実の出来事から発想を得る             0.0%


 最終投票数は14票でした。


 物語の発想パターンって人によって違うと思うんですよね。プロの人ほどテーマと言うか、まずマーケティングをして物語を組み立てるようなイメージがあります。何故なら、商売だから。売れないといけませんしね。売れるものって世間より半歩だけ先に行くのがいいってよく言われています。そう言う流行をしっかりチェックして創作していく。勿論そう言う作品を書いて欲しいって依頼を受けるパターンもある事でしょう。売れっ子じゃない作家さんは、自ら出版社に企画を売り込むらしいですし。


 でも素人作家の場合はまた違うと思うんですよね。勿論プロを目指す人はプロと同じ考えで創作する、つまり流行をしっかりチェックして売れそうな作品を書くと言う事をしていると思います。ただ、流行は追わずに書きたいものを書く! そう言う人も多いはず。


 流行を追わない人は話のネタが降りてきたものを書く、そう言うパターンの人ではないかなと思うんですよね。中にはネタなんて降りてこないって言う人もいますけど、降りる人には降りているのではないでしょうか。

 と言う訳で、その辺りの事をアンケートで聞いてみました。


 私がこのアンケートに自分で答えるとするなら『突然物語のネタが降りてくる』を選びますね。このインスピレーションは時と場所を選びません。状況的にはリラックスしてる時が多いのかな。お風呂に入っている時とか、散髪をしている時とか、移動中とか。メモ出来ない状況で思いついた場合は頭の中で物語を展開させて、出来るだけ長く覚えようとしたりしてね。

 でも、そんな努力も虚しく、思いついた話の半分以上は忘れちゃいます。残念。


 で、アンケートの結果ですけど、一番多くの票が入ったのも私も選んだ『突然物語のネタが降りてくる』でした。支持率は驚きの78.6%。降りる人が多いとは思っていましたけど、ここまで圧倒的に支持されるとは思いませんでした。やっぱネタは降りてきますよねぇ。同志が多くて私は嬉しいです。


 次に人気だったのが『まずテーマを決めて計算で作る』で、支持率は14.3%でした。もうちょっとここに票が入るかなと思ったのですが、意外と少なかったですね。やはり素人作家さんですし、自分の思うように創作したいと言う人が多いのでしょう。


 3番目に票が入ったのは『既存の作品を見て自分ならこうすると言うところから』で、支持率は7.1%。私、結構こう言うパターンで物語を思いつくんです。作品へのツッコミから創作に繋がっていくんですよね。うーん、でも少数派でしたかぁ。なるほどねぇ。


 最後に残った『現実の出来事から発想を得る』は何と0.0%。一票も票が入らないと言う結果に。あるえ? まぁ現実の問題から物語を創作する人はテーマを決めて計算で作るの方に票を入れたのかもですね。現実問題を訴えるために創作する人はいるとは思うのですけど、私のアンケートに答える人の中にそう言う人はいなかった、ただそれだけの事だろうなと言う事で。


 全体的に言うとネタ神様のささやきによって創作する人がほとんどと言う事になりました。それにしても圧倒的な戦力差でしたね。創作者やプロの中にはネタなんて降りてこないって話もボチボチ聞かれますが、そんな意見はポイーですわ。みんな書きたいように書いたらええんやで。


 と言う訳で、今回の最終投票数は14票と、割と多くの票が集まってくれて良かったです。次回もどうにか10票以上集まって欲しいところ。

 今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。


 さて、次回は、自作を読んで感動した事があるかどうかについてのアンケートとなります。

 こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。

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