第153回 書けなくなった時はどうしていますか?

 アンケート153回目。今回は、作品を書けなくなってしまった時にどうしているかについて聞いてみました。その結果はこちら。


 書き手の皆さんに質問です。書けなくなった時はどうしていますか?


 書けなくなった事はない          7.1%

 しばらくしたら書けるようになる     53.6%

 何かのきっかけがあって書けるようになる 28.6%

 復活はちょっと難しい          10.7%


 最終投票数は28票でした。


 執筆作業を長い間していると、作品が書けなくなる時が出てきてしまいますよね。それは長編作品の次話が書けないと言うものや、続きを後回しにしていたらノリが思い出せなくて次話が書けなくなってしまったと言うもの、そもそも創作自体が出来なくなってしまったと言うものまで、様々なパターンがあるのではないかと思います。


 一旦書けなくなってしまった時、創作者の皆さんはそれに対してどう言う対応をしているのだろう? その疑問が頭の中でスパークしたので、今回はそれをテーマにアンケートを取ってみました。

 今回のアンケートで一番驚いたのはその回答者数ですね。久しぶりに10票行くか行かないかのレベルを遥かに超える票が集まりました。え? そんなに食いつきが良い質問なのこれ?(汗)


 私が自分でこのアンケートに答えるとするなら『しばらくしたら書けるようになる』を選ぶかなぁ。自作の話で恐縮ですが、物語を書きかけて3年放置した作品があったんですよ。で、続きを書こうかなと思って取り組んでみたらスラスラっと書けてしまいましたからね。エタリなんて言葉はなかったと当時は思ったものでした。

 ……まぁ、今ではしっかり沢山の作品をエタらせてますけどね!


 私がエタる理由は簡単です。執筆中の作品よりもっと書きたい新作の構想が思い浮かんだから。これ一択ですわ。うーん、この癖を直さねばですねぇ。

 ただ、多分ですけど、エタった作品の続きも書こうと思えば書けるはずなんです。今は自分にそう言い聞かせておりますヨ。


 さて、アンケートの結果なのですが、一番多くの票を得たのは得票率53.6%の『しばらくしたら書けるようになる』でした。皆さん私と同じなのですね。良かった。僕は1人じゃないんだ……。

 これを選んだ人にとって、書けなくなったのは創作パワーの充電が切れた状態なのではないでしょうか。だから充電が溜まったらまた書けるようになる。そんな風に私は思っております。充電は大事ですよね。


 次に多くの票を得たのは、得票率28.6%の『何かのきっかけがあって書けるようになる』でした。執筆が止まる理由のひとつにプロットまでは書いたけど、この描写今の自分の実力では書けそうにないな……みたいなのもあると思うんですよね。私もそう言う理由で執筆の止まっている作品があります。これを選んだ人が全てその理由で止まっているかは分かりませんけど。

 こう言う場合、あ、これ書けるわってなった時にまた書けるようになると思うんですよね。きっかけって大事です。ええ。


 3番目に票が集まったのは、得票率10.7%の『復活はちょっと難しい』でした。一度書けなくなるとそのまま書けないまま……あると思います! 私もありますもん。これ続き無理そうだなって言うの。

 ただ、難しいって言うだけなんですよね。意外と取り組んでみたらさらっと書けてしまうかも知れません。だから作品も削除せずに無理やり完結にもせずにそのままにしているのですよね。これを選んだ人、いつか執筆の止まった作品の続きが書ける日が来ますように。


 で、最後、1番票が集まらなかったのが得票率7.1%の『書けなくなった事はない』でした。アンケート開始初期はこれに票が入っていなかったので、今回の0%枠だなと思っていたのですが、アンケートの回答者が増えたおかげでここにも票が入ってくれました。

 これを選んだエタりと縁のない人、羨ましいです。今後もずっとそうでありますように。


 全体的な傾向としては、9割以上の人は作品が書けなくなった経験があって、半数以上の人はそれでも間を開ければ書けるようになっていると言う事で。1割は続きを書く事がすごく難しいと。執筆の悩み、多くの人が抱えているのだなと言う結果となりました。


 と言う訳で、今回の最終投票数は28票と、久々に30票に届来そうな程票が集まって嬉しかったです。次回も10票以上は集まって欲しいところ。

 今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。


 さて、次回は、作品を書いていてどう言う時が一番楽しいかについてのアンケートとなります。

 こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る