第152回 流行りの作品は読みますか?

 アンケート152回目。今回は、流行りの作品を読むかどうかについて聞いてみました。その結果はこちら。


 書き手の皆さんに質問です。流行りの作品は読みますか?


 読むし流行りの話を書いてるよ     0%

 読むけど流行りの話は書かないよ   40%

 読まないけど流行りの話を書いてるよ  0%

 読まないし流行りの話は書かないよ  60%


 最終投票数は10票でした。


 読まれたい作品を書きたいなら、ランキングチェックをするのが一番の近道だとどこかの創作論で読みました。時流に乗った作品を書けば、同じクオリティでも読者の食いつきが違うんですよね。これ、私も実感しています。やっぱり異世界ファンタジーを書くと読んでくれるんですよ。

 勿論、受ける要素と強い引きと個性豊かなキャラと濃厚なストーリーがないとランキング上位に躍り出る事は出来ないのですけどね。


 ランキングチェックと言うのはマーケティングリサーチと同じ事で、何を書けば受けるのか、投稿サイトの傾向が分かるのでやらないよりやった方がいいのです。和食の好きな人が多い地域でイタメシ屋さんを開店させても、繁盛は難しいですからね。

 読者が求めるものを書くと言うのは、プロ作家を目合しているなら当然必要不可欠な能力と言えるでしょう。プロを目指すなら、流行を軽く見ちゃダメなんだぜ。


 と、ここまでエラソーな事を書いておきながらなんですが、私が自分でこのアンケートに答えるとするなら『読まないし流行りの話は書かないよ』を選んでしまうのでした(汗)。それは何故かと言うと、私が別にプロを目指してはいないから。ある日ふと思いついた話をネットにダラ~と垂れ流しているからなのですよね。そこまで向上心がないのですな。誰かが読んでくれたらラッキー、的な。


 あ、流行りと言っても大雑把な異世界ファンタジー的なのは書きますよ。ただし、もっと細かいやつね。例えば、悪役令嬢モノだとか、一度戦力外通知を受けたけどその後で見返してやったぜ的なやつだとか、そう言うのに乗っかった事はないんだなこれが。流行ってるから書くって言うのに抵抗のある天の邪鬼だからしゃーないのです。いやはや……。そりゃ大ヒット作品が自作から生まれない訳ですわ。


 で、アンケート結果なのですけど、一番得票率が高かったのも『読まないし流行りの話は書かないよ』だったのですよね。あるえ? 得票率は驚きの60%でした。えっと……こちらを選んだ皆さん書籍化は目指しておられない?

 これ、私のアンケートに答えてくれる層がどれだけ一般の書き手さんからズレているかが分かる結果ですわな。つまり、流行に惑わされない独自の感性を持っておられると言う事ですよ。流石ですね。


 次に票を集めたのが得票率40%の『読むけど流行りの話は書かないよ』でした。これはつまり流行の話は好きで読むけど、自分はそう言うのに乗っからんぞと言う方々ですね。書かないと言うのが文字通り書けないのか、敢えて書かないのかでも意味が違ってくるのですけど、好きなジャンルだからって自分では書けないって言う事もありますもんね。多分こっちだろうと解釈する事にします。


 残りの2つ『読むし流行りの話を書いてるよ』と『読まないけど流行りの話を書いてるよ』は共に0%でした。つまり、私のアンケートに答えてくれた人は全員流行りの話を書いていなかったんだよ! な、なんだってー!

 このまさかの結果に私も呆然としております。いやはや、面白いものだなあ。


 このアンケート結果から分かる事は、私のアンケートに答えてくれる人って独自の世界観をお持ちの方々ばかりと言う事ですね。流行にとらわれない、書きたいものがはっきりしている。作品の人気に流行の下駄を履かせたくない人が多いと。流石です。一本筋が通ってますよね。流行がなんぼのもんじゃーい!


 と言う訳で、今回の最終投票数は10票と、何とか10票に届いて良かったです。次回も10票以上集まって欲しいところ。

 今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。


 さて、次回は、書けなくなったらどうしているかについてのアンケートとなります。

 こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。

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