第130回 作品の人称や文体はどう決めていますか?
アンケート130回目。今回は書き手の皆さんに、物語の人称や文体について聞いてみました。その結果はこちら。
書き手の皆さんに質問です。人称とか文体はどうやって決めていますか?
それしか書けません 13.3%
物語の内容で決めています 56.7%
書いてみてしっくりする方 23.3%
その時のノリで 6.7%
最終投票数は30票でした。
人称や文体、皆さんは作品を書く時にどのようにして決めていますか? やっぱり作品の内容にあったスタイルを心がけたいものですよね。人称や文体と言うのは、言わば漫画における作風に当たる訳ですよ。どう言う文体でも構わないジャンルもあれば、そのジャンルにはこの作風しか合わないって言うのもありますよね。
ただ、文体固定なら逆に分かりやすいでしょう。すぐに思い浮かぶのはハードボイルドな作品や童話とかですね。どう言う文体でもいい作品こそ、どう言う風に書いていいか悩んでしまうものですし。
私が自分でこのアンケートに答えるとするなら、『書いてみてしっくりする方』かなぁ。何となく、これは違うなとか、あ、これがハマった。て言うのがあるんですよ。飽くまでも自分の感性での判断なので、他の人が読んだら違和感を感じるかも知れないのですけれど(汗)。
今回のアンケートで一番得票率が高かったのは、56.7%を獲得した『物語の内容で決めています』です。まぁ無難っちゃ無難ですよね。とは言え、文体は内容で決められても人称はどちらでもいい場合が多いじゃないですか。あ、でも一人称の方が多いのかな? 恋愛関係の作品なら特に。
となると、書く作品で自動的に固定されるものが多いのかも知れませんね。
次に多くの票を得たのが得票率23.3%の『書いてみてしっくりする方』です。私もこれですねぇ。作品を書き始めた時にこの文体は合わないぞとか、1人称じゃないなこれ……とか、作品の内容じゃなくて書いてみて分かる雰囲気があるんですよね。私はそれに従って書いています。
内容で決める人が理論的、計算で書いているとするなら、書いてみてしっくりする方を選ぶ人は感覚的、直感で書いているのでしょうね。
その次に多かったのは得票率13.3%の『それしか書けません』です。それしか書けないのなら仕方がないですね。となると、そう言う人の書く物語もジャンルは狭いのかも知れません。例えば、異世界ファンタジーしか書いていないとか。分かりませんけど。
これを選んだ人が、いつか他の人称や文体も書ける日が来ますように。武器は多いに越した事はないですからねぇ。
最後に残ったのが得票率6.7%の『その時のノリで』です。これを選ぶ人はよっぽど技術力がある人なのかも。どう言う文章スタイルでもノリで書けてしまえるのですからね。うーん、すごいなぁ。
と言った感じで、物語の内容に合わせて文章スタイルを決める人が一番多いと言う結果となりました。無難オブ無難な結果でしたね。後は書いてみてしっくりする方、それしか書けない、ノリでの順番。それぞれのスタイルでいい作品が書けたらいいですね。
と言う訳で、今回の最終投票数は30票と、10票を余裕で超える結果に。私、あまりの票の集まり具合に少々戸惑っております。こう言う事ってあるんだなぁ……。次回も10票以上集まって欲しいところ。
今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。
さて、次回は、コメントを残す場合についてのアンケートになります。こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます