第115回 物語の設定を事前にどこまで作り込みますか?
アンケート第115回目。今回は書き手の皆さんに、執筆前にどこまで設定を作り込むのかについて聞いてみました。そのアンケート結果はこちら。
書き手の皆さんに質問です。物語の設定は事前にどのくらい作り込みますか?
作中に出ない部分まで考えるよ 33.3%
必要最低限の事だけかな 20.0%
執筆をしながら考えていくよ 26.7%
作品によるかなぁ 20.0%
最終投票数は15票でした。
物語を思いついた時、最初に考えるのはそのテーマだったりストーリーラインだったりしますよね。それからポチポチとあらすじを考えながら、物語に付随する設定を詰めていくのではないかと思います。
凝る人はここで詳細に設定を決めていき、更には取材なんかもしたりしますけど、凝らない人は頭の中のモヤッとしたものだけを頼りにいきなり書き始めちゃったりします。
私が自分でこのアンケートに答えるとするなら『必要最低限の事だけかな』を選びますね。あんまり物語に出てこなさそうな部分までは考えないんですよ。だからでしょうね、後付設定が多い多い。と言う事は、長編になればなるほど矛盾の嵐なのです。まぁ、細かい事はどうでもいいですよね。面白ければどうだっていいのだ! ……面白ければね(汗)。
アンケートの方なのですけど、『作中に出ない部分まで考えるよ』が33.3%と一番多い支持を得ていました。やっぱり設定をゴリゴリに考えぬく人が多いようですね。
凝る人は地図を書いたり年表を書いたりするそうです。ファンタジーならその地域の気候風土やら風俗やらその他諸々をしっかり設定して、作中で矛盾が出ないようにするのだとか。しゅごい……ぼくにはとてもできない。
次が26.7%の支持を得た『執筆をしながら考えていくよ』。私も短編はこの方式です。ひとつの出来事を描写するだけなら、キャラの名前とかだって書きながら考えたので間に合いますもんね。とは言え、あまり長編には向かない書き方です。これを選んだ人は短編書きの皆さんなのかも知れません。
残りの2つ『必要最低限の事だけかな』と『作品によるかなぁ』は同率の20.0%でした。私は必要最低限派ですが、さっきも書いた通り短編は書きながら考える派です。そう考えると、作品によって設定の書き方を変える派なのかも知れません。
執筆も臨機応変にスタイルを変えてもいい気がしますね。それぞれが性に合った書き方をすればそれでいいのですけど。
最終結果を見ると、今回はあまり各項目に差はなかったように感じます。執筆する人それぞれのスタイルがバラけていると言う事なのでしょう。
ただ、その中でも設定に凝る人が一番多かったと。これは、整合性を大事にする人が多いと言う以前のアンケート結果と合致してしていて興味深いですね。
と言う訳で、今回の最終投票数は15票と、今回も10票以上の票が集まって嬉しく思います。次も何とか10票以上集まって欲しいところ。
今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。
さて、次回は、コメントについてのアンケートになります。こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。
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