第114回 整合性と面白さ、どちらを優先しますか?

 アンケート第114回目。今回は書き手の皆さんに物語の整合性と面白さ、どちらを優先するのかについて聞いてみました。そのアンケート結果はこちら。


 書き手の皆さんに質問です。物語の整合性と面白さ、どっちを重視しますか?


 整合性かな   35.7%

 面白さ優先   21.4%

 作品による   21.4%

 考えた事はない 21.4%


 最終投票数は14票でした。


 執筆していると、整合性と面白さのどっちを取ればいいのかなと言う壁にぶつかる時がありますよね。そう言う場合、大抵は整合性を優先すると面白さが弱くなってしまうと言う状況になっている気がします。そうでなければ悩みませんもんね。

 これはプロの作品でも一緒で、1作で終わる映画ですら矛盾たっぷりだったりする場合があります。そんな部分に気付いてしまった場合、どういう顔をすればいいのか分からないですよね。作品が面白ければその矛盾部分も楽しめるのですけど。


 私がこのアンケートに自分で答えるとするなら『面白さ優先』を選ぶかな。例えば、執筆中に過去の設定を忘れた展開をしてしまったとするでしょう? 後でその矛盾に気付いても、だから訂正しようってなったら大変だし、そのまま通しちゃう、みたいな。キャラの名前を間違ってしまったくらいだったら直しますけど。

 ジョジョの荒木先生も言ってたじゃあないですか「大人は忘れてしまうだけなのです」って。アレですよ、うん。


 で、アンケート結果なのですけど、一番多くの票を得たのは『整合性かな』の35.7%でした。面白さより作品の矛盾をなくす方に重きを置く人が多いようですね。これはちょっと意外でした。とは言え、自分の考えた話は完璧なモノにしたいと思う気持ちは私も強いです、はい。こだわりですねぇ。


 残りの項目『面白さ優先』『作品による』『考えた事はない』はみんな同率の21.4%でした。これは興味深い結果ですね。意見が均等に割れたと言う事は、それぞれ書き手の人によって考えが違うと言う事なのでしょう。

 ただ、こう言う結果になると逆にコメントが難しいのですよね(汗)。


 と言った感じで、全体的に言うと、それぞれほぼ均等に意見の別れる中で整合性を重視する人が頭ひとつ抜けていたと。推敲する時に矛盾点を見つけたらそれが大変な作業でもきっちり直す人が多いと言う事が分かりました。なるほどなぁ。


 と言う訳で、今回の最終投票数は14票と、今回も10票以上の票が集まって嬉しく思います。次も何とか10票以上集まって欲しいところ。

 今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。


 さて、次回は、執筆する前に決める設定についてのアンケートになります。こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。

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