第111回 自作の良さをしっかり言葉に出来ますか?
アンケート第111回目。今回は書き手の皆さんに自作の長所をしっかり言葉に出来るかどうかについて聞いてみました。そのアンケート結果はこちら。
書き手の皆さんに質問です。自作の良さをしっかり言葉に出来ますか?
当然 16.7%
貰ったレビューの言葉を参考にしている 50.0%
うまく語れない 33.3%
作品ってのは良い悪いじゃないんだよ 0.0%
最終投票数は6票でした。
日本人って、自分の短所はすぐに口に出来ても、長所はうまく表現出来なかったりするじゃないですか。自己紹介や面接でも自分の長所を強くPRするのは中々に難しかったりします。自分のいいところを自分の言葉で主張するのが恥ずかしいんですよね。減点主義の評価方法からくる弊害なんですかね、これ。とにかくそう言う国民性な訳です。
なので、書き手の皆さんも自作の良さをPRするのが苦手なんじゃないかなと思って今回聞いてみました。
私が自分でこのアンケートに答えるとするなら、当然『うまく語れない』になりますね。だってほら、その言葉を読む人は他の作品と比較するじゃないですか。自作の良さはアクションです! って言っても、他作品の方がうまいアクションあるよなって思ってそうじゃないですか。唯一無二なもの以外は胸が張れないって部分、ありますわな。これはつまり自作に自信がないって事でもあるのですけど。
特に評価みたいな完成度の裏付けに相当するものがないとね……とことん自虐的になるものなんですよ。少なくとも私はそうです。
で、アンケート結果なのですが、一番票を集めたのは『貰ったレビューの言葉を参考にしている』の50.0%。なんと回答者の2人に1人がこれを選んでいます。それはつまり、自分の言葉よりも客観的な意見を受け入れると言うものなのでしょうね。
作者って意外と自作の良さを把握していなかったりするんです。そう言うところを読者の感想から気付かせてもら事ってあるんですよ。褒め過ぎレビューを貰ったら少し疑心暗鬼にもなりますけど、そこは素直に受け取るべきかなとも思います。
次に人気だったのが『うまく語れない』の33.3%。私の同類の方が3分の1もいらっしゃいました。でも分かるんです。自作の良さをうまく語れない人はきっと周りの目が気になっちゃうのでしょう。現に私がそうですもん。ついつい見えない敵と戦ってしまう。良くない傾向ですよね。謙虚なように見えてそれとは違う何かのような気がします。皆さんもっと自作に自信を持っていいんですよっ。
次に票を集めたのが『当然』の16.7%。自作の魅力をしっかり言葉に出来る方です。流石ですね。私もこのような人になりたいです。そのためにももっと自分の技術を磨かないとですね。
素人レベルの作品では、自作に自信を持つなんて無理な話ですもの。
最後に残った『作品ってのは良い悪いじゃないんだよ』は0.0%でした。本人がいいと思ってようがどう思ってようが作品の本質はそんなところにはないんだって人もいるかなと思って入れてみたのですけど、どうやらそう言う人はいなかったみたいですね。なるほどなるほど~。
全体的に言うと、評価してくれた人の言葉を信じる人が2人に1人で、こう言う人が一番多かったと言う事ですね。自分の確信より周りの評価が大事。こう言うところにも国民性が出ている気がします。自作の良さに自信を持つ人が少数派と言うところにもそれが現れていますなぁ。
と言った感じで、今回の最終投票数は6票と、残念ながら10票のラインに届きませんでした。次回は何とか10票以上集まって欲しいところです。
今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。
さて、次回は、不愉快になるコメントを貰った事があるかどうかについてのアンケートになります。こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。
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