第70回 自分が嫌悪するような事をキャラにさせていますか?
アンケート第70回目。今回は自分が嫌悪するような事をキャラにさせたりしているかについて聞いてみました。そのアンケート結果はこちら。
書き手の皆さんに質問です。自分が嫌悪するような事をキャラにさせたりしていますか?
してるよ 35.3%
作品によっては 50.0%
させないといけないとは思ってる 11.8%
出来ないなぁ 2.9%
最終投票数は34票でした。
物語を書いていると、自分ではとてもじゃないけどこんな事は出来ないなと言う行為をキャラにさせたりする事ってありますよね。
主人公側で言えば、成功する保障もないのに無謀な行動をとったりとか。相手が裏切るかも知れないのに信じて何かを任せたりとか。悪役側で言えば容赦なく人を裏切ったり、葛藤なく誰彼構わず殺したり……。
リアルでは常識のネジが外れた人しか出来ないような行動も、想像の世界ではいくらでも実行出来ます。それが出来るのが創作の楽しみのひとつですよね。
私が自分でこのアンケートに答えるとしたら当然、『してるよ』を選びます。今回の場合は嫌悪するような事なので悪役に関する質問と言う事になりますけど、悪役を描く場合、大抵作者も嫌悪するような事を悪役キャラさせるじゃないですか。そんな非道なやつを主人公が倒すからこそカタルシスが生まれるのですよね。
と言う訳で、悪役の登場する作品を書く人はみんなこれを選ぶのではないでしょうか?
だから、ツイッターでこのアンケートをつぶやこうとした時、これ、全部『してるよ』になるんじゃないか、アンケートの意味がない結果になるんじゃないかと少し危惧していたんです。
ところが、蓋を開けてみれば私の予想を超えた展開が待っていました。
一番票数を伸ばしたのが『作品によっては』だったんですよ。しかも50.0%と言う高い数字で。これはつまり、悪役の登場しない作品も書く人がそれだけいるって事ですよね。
私は悪役の登場しない作品って童話からブコメくらいしか思い浮かばないので、アンケートに答えてくれた人の2人に1人はそのジャンルの作品を書いている人かな? なんて単純な想像をしてしまいます。
とは言え、それ以外のジャンルでも、書きようによっては悪役を出さない展開も書けなくはないのですけどね。例えば、ストレスフリーなスローライフ系の作品とかで、悪役を出さない作品を書いている人とかもいるのかも知れません。
次に多く票を得たのが私も選んだ『してるよ』です。これが35・3%。物語と言えば悪役の登場は必須ですよ主義の方々が、これを選んだんだろうなと思います。私もそう言う話ばかり考えてしまいますしね。
ただ、私は創作が童話始まりなので、悪役の出ない話も書いています。書いてはいますけど、『作品によっては』は選ばないかな。割合で言えば、悪役の出る話の方が多いですからね。
そうして『させないといけないとは思っている』が11.8%、『出来ないなぁ』が2.9%と言う結果でした。この2つを選んだ人は悪役がいないか、もしくは非道な悪役キャラの登場する話を書いた事のない人なのでしょうね。きっと心が繊細でピュアなのだろうなぁ……。
と言った感じで、結果的には中々興味深い結果となったのではないかと思います。質問がちょっと分かり辛かったので票はそこまで伸びないだろうなと悲観していたら、何故だかかなりの票数が集まってしまい、そっちにもびっくりしましたね。
本当、世の中は何が起こるか分からないものですなぁ……。
今回の最終投票数は34票。今回は予想の3倍以上の票数が集まって正直驚いています。この調子で次回も10票以上集まって欲しいな。
今回もアンケートに参加してくださった皆さん、有難うございました。
さて、次回は、主人公の性別についてのアンケートになります。こちらも、よろしければ気軽に答えてくださると嬉しく思います。
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