閑話その5 予選開始 副会長登場
「しっかし…部費争奪戦を文化祭の催しにするとはな…」
「何でも副会長の発案らしいですよ?」
「副会長ねえ…どんな奴なんだ?」
「…一言で言えば…『
…何それ?
「今回の企画も本人には内緒で進めて断れなくしたとか…」
「…だから昨日は特にやらないって言ってたのか…」
「そういえば保護者と言ってましたけどディアスさんっておいくつなんですか?あんまり私たちと違わないように見えますけど…」
「…多分君の1000才位上かな…」
「…なんですかそれ…?全然面白く無いですよ…」
と真顔で返された。
いや…事実なんだけど…まあ信じられないよな普通。
「予選一回戦は…」
「…一回戦?そんなに集まったのか!?」
「部活に所属している過半数ですからね…多分500人はいるんじゃないですか?」
「それプラス一般参加者か…」
「番号100までの方中央へお集まり下さい!」
「俺は106だから次の組か…」
…というか100人集めて何をさせるんだ?
「…皆さん配布しました魔道具はつけてもらえましたか?つけ終わった方は座って下さい。」
全員座った事を確認し説明を開始する。
「皆様にはこれから10分間副会長から逃げてもらいます。」
10分?短くないか?
「副会長に触られるか魔法が当たった場合装着してもらった魔道具が反応します。反応した時点で失格となり退場してもらいます」
「では…副会長どうぞ!」
「ふふふ…アリー会長に群がるゴミムシども…このエルル様から逃げられると思わない事ね!!!」
「…なあ…副会長って…女の子なのか?」
「あれ?言ってませんでしたっけ?」
「聞いてない…」
自分で企画しておいて参加者ゴミムシって…
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