第40話四天王最弱の男
「偵察の結果はどうだった?」
魔王様が不機嫌そうに言った。
「それが反応が消えまして…」
恐る恐る答える。
「消えたじゃと…?」
イライラがたまっているのがよくわかる。
「えーい!雑魚では話にならん!」
怒号で城が揺れる。
「は、はい!そう思いまして今四天王の一人を向かわせました!」
冷や汗を垂れ流しながらなっとか答えた。
「そうか…」
少し落ち着いたのか席に座り直す。
(頼むぞエリムス…)
「たく何で俺が偵察なんてしなくちゃいけないんだよ!」
上空を飛びながらコウモリの消えた地点へと向かうエリムス。
風のエリムス通称四天王最弱の男、四天王の中では一番若く雑務を押し付けられてばっかりで辟易としてた。
「あの野郎生きていたはただじゃおかねぇ!」
「確かこの辺の…」
「【シャドーミラー】!お前ら何やってんだ!」
「へ?」
その言葉を最後に四天王最弱の男は消え去った。
神獣の牙と影闇の錐は命令通り敵を穿った…相対する前だったが。
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