第16話1000年研者と弟子修行


時間は少しさかのぼる。

私は王国内に不穏な動きがあると、このナジャの町の孤児院に匿われること約3年…自由に外に出ることもできず、毎日暇な毎日を送っていた。


「…あの子…今日もやってるはね」


そんな日々の中彼の修行を眺めるのが日課になっていた。


朝早くから素振りをし、昼からは大人の人と模擬戦…いつもボコボコにやられて女の子に治される。

そんな光景を毎日見ていた。


違いが出てきたのは2年目いつも同じ光景少し飽き始めたある日…

いつもののようにボコボコにやられていて、今日もまた同じ流れだなと目を話した瞬間


ボフッ!


という音に視線を戻す。


大人の人の頭付近に白い煙が上がっていて、

その隙をつき斬りかかろうとしていた…が彼の目の前に大きな火の玉が現れそして彼が燃え上がった。


「…え!?」


やり過ぎじゃない?


彼は地面をのたうち回りそして動かなくなった。


「…え!死んだ?」


次の瞬間水柱が上がり鎮火、その後眩い光が彼を包み見る限り怪我は無くなっていた。


「大丈夫そうね」

と胸を撫で下ろす。


「今日は凄かったわね…明日も楽しみ♪」


退屈な毎日に一つの楽しみができた。


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