現在と過去の気まずいところだけがどうにも交錯する、同性の友だちと銭湯行ったらあやしい店だったり、小岩に200円特別定食ができたり、なんだか気持ちのくすぶった焦げ茶色みたいなゆめ。

 二本立てだった。二日続きなのかな。関連性はあるけど、べつのゆめだった。だからもしやゆめのなか、での土日でも過ごしたのかもしれない。


 一日めは、高校で出会った同性つまり女の子のともだち、長いつきあいのその友だちと、まだ時間あるならサイゼでも行ってもーちょいだべろうぜってなった。

 それで雑居ビルのエレベーターでのぼっていく。このあいだもきゃいきゃいゲームのはなしとかしてたなあ。

 そんで、外開きの扉をパカッひらいたら、インドネシアとタイの女のひとがいて、うっふんみたいなポーズしてた。背景ではみどりとピンクがどぎついチカチカテラテラギラギラしてた。口紅もバブルみたいにまっかでどぎつかった。べつにおんなのこでもいいのよ的なこと言われた。その気はなかったけどどう対処していいかわからなくて、ともだちと顔を見合わせた。

 そしてどうにかで私がしどろもどろ言って出てきたけど、入店だけで5000円かかった。後日私のもとに請求がいくと。そのあとともだちとは餃子っぽいチェーン店に入って気まずくしみじみ安いラーメンをすすった。私のところだけに5000円って理不尽でねえかと思ったけど、ともだちに面と向かって払えというのも違うし、そもそもあの雑居ビルにじゃんじゃか行ったのは私だし、ああ、はらわんくちゃなのかなあ、だったらどっか公的機関に相談、ああでもめんどくさいよ、と思っていたので、麺が伸びました気がします。


 次はおそらく翌日。ああ怠いなという感じでごせんえんのいくらかの支払いのこと、きもちとしておなかのそこに残ってましたから。

 そこで小岩の限定者対象200円特別定食家を見つける。深いブラウンを基調としたしゃれた外観だったけど、まあチェーンの定食家っぽいねって感じでありました。

 350円のもあるらしい。日と、条件によるらしい。

 けども小岩ふだんほとんど来ないしなあ、と思う私は、いつのまにやらみどりの自転車に乗っていた。なつかしい。再会であった、のかもしれない。

 みどりの自転車は、そうだねたしかにいつだかかつて乗ってたよ。



 そうやってびかびかにいろがありながらも、このふたつのゆめのいろは、おなじ、くすぶった焦げ茶色。

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