すみっこの暗がりのあんしんの、ゆめ。
珍しく明確に覚えているのはその隅っこ。
ご出産された先輩的な友人のかたがいらっしゃって、そのかたのお部屋に遊び行くみたいな部屋だった。
部屋そのものは現実のものではないと思う。私がむかし住んでた一軒家の両親の寝室に似ていた。部屋のほとんどが巨大なベッドで埋め尽くされてしまうとこ。
赤ちゃんの息子さんもいた。
ただなんとなく、遊びに行き、なんとなく、話をして。
おしゃべりは楽しくて、けど夜の八時くらいに私が遠慮しておいとまする。……じっさいには夜の八時ってだーいぶ長居だと思うけれどな……。
そのときにクローゼットというのか、部屋の隅っこに私、いたんだよね。
見下ろしたときの暗がりがとってもリアルだった……。
悪い感じではなく。安心する、暗がりなんよね。こもる、というか、こもれそう、みたいな。
きっとだいじょうぶだなってなんもかんもがそれにおいてはほとんど外部者であるくせに、思って、すこしあんしんした、ゆめ。
私の夢ってほんと、リアル路線なんよなあ。
いっときは夢と記憶がごっちゃになって困った……このごろはそんなことも、ないけど。
きょうもほんとうにリアルでした。
ともかく、よかったと、……それくらいのこと思う、人間らしい、というよりかはそもそも、ひとの心は私にも、ある。
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