第103話 ガンプラ好き『だから』ガンダム嫌い
よう、古城ろっくだ。今日は……なんかアレだ。アニメとか特撮系の話をしようぜ。ちなみに全年齢対象で語っていこうと思っているけど、僕は30代だ(大事なところ)。
対象年齢の話になると「え?エロいの?エロいんだろ」って男子中学生みたいなことを言う人がいるけどさ。本来なら対象年齢って、必要とする一般教養のレベルとか、特定の世代にしか分からない内容が含まれるか、とかで決まるんだよなぁ。
ってことで、このページは対象年齢30歳以上になるかもしれない。
さて、前置きはこのくらいにして……
みんな、ロボットもののアニメとか特撮でどれが好き? もしくは、どれが嫌い?(戦争を起こす一言)
僕がロボット系にハマったのは、きっと『ビーロボカブタック(1997~)』とか、『鉄腕探偵ロボタック(1998~)』とか、あの辺なんだろうなぁ。
もしくはスーパー戦隊ヒーローが使ってたロボットとかかな。『激走戦隊カーレンジャー(1996~)に登場するロボットはみんな魅力的だった。走りながら合体するRVロボとか、個別に変形する上に合体も出来るVRVロボとかな。
あ、ロボットって定義で言えば、『トランスフォーマー・ビーストウォーズ(1997)』も好きだった。デパートのおもちゃ売り場に行くたびに、パッケージの裏側を見ながら「どこがどうなってこう変形するんだろう?」って考えるのが好きだったよ。
……と、好きなロボットものに関してはこのくらいに留めておいて、
嫌いなロボットものっていうと、『機動戦士ガンダム』なんかはシリーズ通してだいたい嫌いだな。『新世紀エヴァンゲリヲン』なんか見る気にもならないし、『装甲騎兵ボトムズ』なんか評価を見るだけでも反吐が出る。
でも、メカデザインは間違いなく好きだし、ガンプラとかも一時期は好きだった。今でも思うんだけど、ジオングのあのメカデザインは天才の所業だよな。ロボットにしか出せない魅力を詰め込んでると思う。
まあ、それじゃあモビルスーツ自体は好きなはずの僕が、どうしてそのモビルスーツが活躍するはずのアニメ版を嫌いでいるのか。それについて考えてみた。
とはいえ、これは僕の中ではとっくに答えの出ている事なので、改めて語るだけなんだけどな。
一言でいうと、『作品の中にロボット愛が無い作品が嫌い』に尽きる。もうちょっと別な言い方をするなら、『ロボット愛の無いキャラクターが多数を占める作品が嫌い』だ。
アムロ・レイなんか典型的でさ。機械オタクではあっても、出撃を嫌がったり、面倒くさがったりするシーンは多数あっただろ? 別にガンダムにこだわりを持っているわけでもないのか、命令を無視してガンタンクで出撃したこともあった。
続くシリーズにおいても同じだ。主人公を始めとした主要キャラのほとんどが、モビルスーツに文句をつけたり、そのくせ自分で何も改善しなかったりしながら物語を進めていく。
自分の機体を大切に扱おうとか、自分の機体に愛着があったから壊れると悲しいとか、他人の乗る機体にも敬意を払いながら内心では自分の機体が一番スゴイと思っているとか、そういう描写が見られない。
あ、でも僕、ZZにはちょっと期待半分、不安半分なんだよなぁ。ジュドーは違うっていう噂を聞いているし、でも所詮はガンダムだろって思うところもある。
ちなみに、電撃ホビーとかで連載された番外編は、その辺を解ってる作品が多い。AOZとか00Pなんかはモビルスーツの開発譚だったし、アストレイシリーズもなんだかんだでモビルスーツ好きの主人公が多かった印象がある。
まあ、所詮は「比較的マシ」程度の評価だが。
ああ、ちょっとわかりやすい例え話をしよう。
僕は自転車も好きだし、自転車小説も書いているんだが、
『主人公が自転車好きで、自分自身で金と時間をかけて組み上げた最強カスタムのロードバイクで無双する。でも相棒であるロードバイクに傷がつくと泣いちゃう』
って話と、
『主人公は自転車が嫌いだけど、大人たちに乗れと言われて仕方なく乗る。その車体が偶然にも伝説のロードバイクで、主人公にしか乗りこなせないから嫌々ながらも最終回まで文句をつけながら乗り続ける』
って話なら、どっちが楽しめると思う?
僕なら断然、前者の方が好きだね。後者に魅力は感じない。
つまり、ガンダムが嫌いなわけだ。カーレンジャーのみんながRVロボを洗車しているシーンは大好きだぜ。カブタックなんか、ゆずる君の大親友だもんな。
まあ、そんなもんだ。
ちなみに、いつも通り感想をお待ちしているし、お勧めのロボットものとかあったら教えてくれ。カクヨムで読めるならベストだ。
もちろん反論もいつも通り――いや、いつも以上にお待ちしている。特に『古城ろっくはガンダムの真の魅力を知らない』とかいう感想は大歓迎だ。
僕だっていろんな人の意見を「ふーん、そうなんだ」って感じで聞くのは好きだし、共感できなくても得る物はあるかもしれない。
それどころか、君の反論によって僕もガンダム好きになれたら、それは僕にとっても幸福なんだよ。嫌いなものが多いより、好きなものが多い方がいいからな。
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