第95話 悲報!古城ろっくコロナにかかる!

 よう、古城ろっくだ。本日の話題はタイトル通りなのだが、みんなBGMは何がいい?

 まあ、このエッセイをどこかの記者会見のような真面目な話の場にはしたくないし、まして葬式みたいな悲しい空気にしたくもないんでな。

 ……とりあえず、Tony IgyのAstronomiaでも流しておくか。


 えー、みなさんに発表があります。

 僕はコロナウィルスに感染していましたー!!


 いや、自分でも不思議なんだがな。コロナだと分かってから、妙に力がみなぎっている。

 今日まではただの風邪だと思っていたから

「この僕としたことが、たかが風邪にここまで苦戦するとは……やはり歳には勝てないのか」

 って感じだったのだが、相手が世界中を騒ぎの坩堝に落とし込んだ殺人ウィルスなら話は別だ。相手にとって不足無しってやつだな。

 何なら、今まで息苦しいマスクをつけて作業させられて、何度も酸欠で倒れそうになっていたあの苦しみは何だったんだ?

 感染した今なら分かる。どこぞの陰謀論者たちの言うことも一理あり、だ。


 ただ、この鋼の肉体と強靭な精神を持つ僕をしても、わりと苦戦しているのは事実だ。

 そりゃ老人だったり身体が悪かったりする人は、耐えられずにお亡くなりになるのも仕方ないわな。まあそうなる。

 つーか、僕もまだ保健所からの指示待ちなんだよなぁ。これワンチャン保健所から「誤診でしたすみません」って連絡来る可能性もあるか?


 ……だから、まあ、

 これは『コロナ程度で死んだ人たちは肉体が弱い』って話じゃなく、『コロナを恐れる者たちは精神が弱い』って話でもない。『僕が強い』ってだけのシンプルな話なんだけどさ。

 今の僕が唯一恐れることがあるとしたら、外に出られないので食うものに困るって

ことくらいだ。

 僕の住んでいるところ、ピザの配達さえ来ないほどのクソ田舎でなー。

 え?味覚?

 ああ、ちゃんとあるよ。今日の晩飯も美味かった。

 まあ、少しはゆっくり家にいることになると思う。たまの連休だと思って謳歌させてもらおう。


 それじゃ、またな。


 アイムダイ。センキューフォーエバー。

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