第86話 腐る前にやるだけの事はやってみようって話

 よう、古城ろっくだ。今日は久しぶりにバイザラウンドのロックスターって曲を聴いてる。

 僕が高校の頃、軽音部だったって話はしたっけ?……まあ、いいや。実はそうなんだよ。で、高校を卒業したとき、そのまま音楽やめようか迷ったことがあったのね。

 そんな時に出会ったのがこの曲だったなぁ。もしかしたら、その出会いが無ければ音楽なんか続けてなかったかもしれない。

 音楽を始めたきっかけでもないし、音楽を好きになった理由でもないし、まして初めて買ったCDでも、最も好きになった曲でもないんだけどさ。僕にとって特別な曲に違いはないかな。


 ――さて、本題。

 なろうってサイトの方で、また長文タイトルがどーのこーのが話題になっているみたいだね。まあ、それに関しての僕の考えは、この連載の47話でたっぷり語ったので、今さら追加で語る事なんか無いんだけどさ。

 あ、まだ読んでないって人のために、一応リンク張っとくね。ぶっちゃけ目次を表示して第47話をクリックするだけなんだけど、これスマホアプリからだと絶妙に面倒くさいと思うからさ。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054890890844/episodes/1177354054934955540


 これでよし。

 で、このとき僕は

「長文タイトルなんか結局、テンプレ好きの長文タイトルファンが好むものだ」

 って結論を出したのね。そのうえで

「チャリチャンは流行のテンプレ的な話じゃないから、その売り込み方には似つかわしくない」

 という形で締めくくったわけだ。

 ……その一方で、こうも言ったね。

「実は使ってみたいと思っている」

 ってさ。


 この考え方は今でも全然変わってないんだよ。サイトや業界の現状は何も変わってない。むしろカクヨムにまでこの考え方がより強く浸食してきた気配さえする。

 ただ、あの頃と今の状況に違いがあるとしたら、それは僕の現状だ。

 あの頃はチャリチャンを売り込むことが最優先になってたし、あれが僕のメイン作品として読まれることを望んでいた。

 今は違う。もっといろんな作品を生み出せる。そんな気がしているんだ。

 例えば……そう。今なら自転車を題材にしながら、人気ジャンルであるファンタジー作品を書くことも出来るかもしれない。


 なろうで流行りの追放系やらざまぁ系やらを内包しつつ、物語の舞台をナーロッパあたりに固定して、読まれやすいと言われる一人称視点で物語を書いてみる。

 ちなみに、なろうでは流行らないがカクヨムで流行る要素として、百合だとかエッチなタイトルだとかが見られるんだそうだ。なろうだとBANされそうなタイトルをつけても、カクヨムだと許されることは多いからな。


 その辺をぼんやりと意識しながら、夏バテのリハビリ程度のつもりで書いた作品があるんだ。本当はただのリハビリにしようと思っていたから、別にこれを発表する気はなかったんだけどさ。

 ――正直、思った以上に手ごたえがある。大して何も考えないで書き続けた割には……いや、だからこそ、いい作品に仕上がっていると思う。

 まあ、長文タイトルがスタイリッシュだとは思わないし、結局のところ嫌いなんだけどさ。それでも何も試さないまま終わるより、今の自分で試してみたいんだ。

 以前も長文タイトルのファンタジーは投稿したことがあるんだけど、あれ書いたの3年以上も前だしな。自転車と関係なかったし。

 だから今こそ、やってみよう。妬むのも、知ったかぶるのも、嫌うのも、腐るのも、その後でいい。

 やってみて嫌いになるのと、やる前から嫌いなのとでは大きな差があるのだよ。






 ってことで、次回作のタイトルを発表しよう。


『全裸で実家を追い出された少女。「役立たずのニート」と言われて追放されたけど、友達の女の子と一緒に自転車を発明して巨万の富を得る。今さら実家に戻って来いと言われてももう遅い!!』


 だ。予定では、11月の6日から公開予定。


 ……うん。やっぱ少なくとも僕のセンスじゃないな。

 仮に僕のセンスでタイトルをつけるのなら、『ちゃりつくる』とか『バイシクル・メーカー・ガールズ』とか『異世界少女たちの自転車開発譚』とかになるだろう。

 まあ、だいたいタイトル通りの話になっているはずだ。みんなも興味があったら読んでみてくれ。


 あ、そうそう。重要な話があと二つある。

 まず一つ目。ママチャリ無双はエタるわけじゃないから安心してくれ。あれは長期休載だ。復旧のめどは立たないが、あれこそ僕がメインとして掲げたい作品だからな。

 もう一つ。新連載のファンタジー小説なんだが、こちらはエタる。もう先に宣言しておくが、プロットも用意していないし、オチも考えてないんだ。

 なので、こちらは僕のメイン作品シリーズにも入れないでおく。

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