第71話 ジャンル詐欺は通用するのか

 よう、古城ろっくだ。前回に引き続き、同じ日に書いている。もっとも、投稿時間はもしかしたら分散させるかもしれないけどな。

 え?ああ、この『じゅーっ』って音は何かって?

 じつは、今お好み焼きを焼いてんだ。美味そうだろ?もうちょっとで焼き上がるからな。

 あ、思い付きで焼き始めたから、残念ながら具材は無しだ。キャベツすら入ってないが、まあ許してくれ。ソースは美味いから、多分それなりに食える。

 お、焼けたぞ。さあ食ってくれ。火傷しないようにな。

 ……うん。意外と美味い。色々とっても物足りないけど、まあ悪くはないぜ。ふわとろで良い感じだ。

 本音を言えば、肉だけでもあったら良かったなぁ。


 さて、本題。今回はジャンル詐欺についてだ。

 最近、どう考えてもストーリーもののファンタジー作品が、エッセイに投稿されるという事件が発生している。しかもなろうでもカクヨムでも、だ。そいつが現在、エッセイランキングを荒らしているらしい。

 これでひとつ、嫌なことが証明されてしまったなぁ。


 つまり『大半のユーザーはジャンルなんか指定しないで検索している』ってことだ。


 だってそうだろ?

 もし特定のジャンルが好きで、そのジャンルに絞り込んだ検索をしているユーザーが多いなら、こんなことにはならないわけだ。

 つまり、どいつもこいつも流行りの検索ワードを入力して、出てきた作品をジャンルも確認しないで読んでいる。そしてそのまま評価を入れるまで、一度たりともジャンルを確認しない。

 そういうユーザーが多いから、ジャンル詐欺作品がジャンル別ランキングに浮上してくる。ああ、なんて嫌な証明なんだ。

 そのくせジャンル別ランキングでも何でも、『ランキング』と名が付けば読まれるのがなろうだからな。

 え?カクヨムはどうなのかって?……前にも話したと思うけど、カクヨムはそこまでランキングに依存しきったサイトじゃないよ。


 ついでに言うと、感想コメントなどでもジャンルが違うことは指摘されているんだが、それでも評価が上がり続けているってことは、多くの人はその感想欄まで読んでいないというわけだ。

 あるいは、感想欄まで読んだうえで、まったく気にしないでポイントを入れている可能性もある。ああ、そういえばどっかの自称善良な読者が『読んだ作品には必ずポイントを入れています』とか言ってたっけな。

 それ自体を一側面から『悪い』だとか『善い』だとか言う気はないが、そういった文化が根付くと今回のような事態になるよなぁ。そりゃそうだ。


 ……まあ、あえて言うけどさ。じつはここまでくると「一周まわって逆にジャンル詐欺って問題ないんじゃないか?」って気持ちにもなってくるのさ。

 だって、誰もジャンルなんかで検索してないからな(笑)

 なろうみたいにジャンル別ランキングくらいしかトップページに貼ることが出来ないクソサイトはさておき、カクヨムみたいなサイトデザインだと、どうせジャンル別ランキングに来る人自体がいない。

 これ不正したところで本人にメリットは無いし、不正によってランキングを荒らされても読者にデメリットは無いし、ついでに言えば不正の有無にかかわらず作者にとってジャンル別ランキング入りは何のメリットも無い。


 もしかしたら、そんなところを気にしている人なんかごく一部の……それこそエッセイジャンルくらいでしかランキング入りできないし、そこでランキングに入ったことくらいしか自慢することがない底辺作家だけなのかもな。

 まあ、僕の周りってそういう類友が多いんだけどさ(笑)

 そうだよ。僕だってなろう現役の頃、ほぼエッセイランキング程度にしか入らなかった雑魚だ。何の自慢にもならない賞をもらって、挙句に言論統制でBANされたってんだから間抜けだよな。いや、僕じゃなくて、運営が。

 まあ、これに関しては近々、もしかしたらなろうエッセイのランキングあたりでお祭りが起きるかもしれない。僕たちカクヨム民にとって、今度こそ対岸の火事だ。馬鹿にしながら見ようぜ。


 あーあ……さすがに眠くなってきた。僕はそろそろ寝るよ。おやすみ。

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