第55話 本編と関係のない番外編の魅力

 よう、古城ろっくだ。今日はジム・ビームのデビルズカットを用意した。

 ここでちょっと豆知識。


 ウイスキーを樽の中で長期熟成させていると、そのうち中身が減る。どうやらこれは、樽にウイスキーが吸われていくことが原因らしいな。しみこむと言うか、何と言うか……

 昔の人はそれを『天使の分け前』と呼んだらしい。なるほど。ウイスキーを天使が美味しくしてくれるが、代わりにいくらか持って帰ってしまう。そう考えると、なんだか可愛い話だな。

 ちなみに、12年で大体1/4程度。24年で半分も持って行くらしい。天使は意外と大酒飲みなのかもな。あの見た目のくせに。

 その『天使の分け前』として樽に吸収されたアルコールを、ジム・ビームは独自の製法で搾り取ることに成功したらしい。そうして完成したのが、この『デビルズカット』だ。ホントに悪魔の所業じゃねーか(笑)

 さて、お味は……うん。なかなか強い香りとしっかりとした苦味がゲホッ!ゴホッ!

 ちょっと待て。これストレートで飲むもんじゃねーわ。薬臭いとかいうレベルを超えてるわ。まあ、バーボン特有の『明日に残る感じ』とかはなさそうだけど、瞬発力だけなら相当なレベルに達してるぞ。

 というわけで、ハイボールにしてみる。……うん。こうやって飲んでみると割と普通だ。

 まあ、これ対比が1:9くらいの極薄で、アルコール濃度的には多分5%くらいまで落ちてるんだろうけどね。

 いや、やべーな色々と。

 僕はウイスキー語れるほどの知識はないけど、それでもあえて言おう。これウイスキーの王道から外れすぎだろ。美味い!


 ジム・ビームっていうと、定番のアメリカン・ウイスキーって感じがするじゃん?

 でも実際そんなことないよな。いつぞやのアップルといい、今回のデビルズカットといい、確実に『番外編』ばっかり投下してくる。なんでこんな野郎がアーリータイムズやジャックダニエルと同じ棚にいるのか全く分からない。

 正直言えば、僕は本家ジム・ビームを買うくらいなら他所のメーカーのウイスキーを買うよ。同価格帯ならフォアローゼズやオールドクロウの方が好きだ。

 でも、このジム・ビームが出している『番外編』に至っては、きっと何度でも飲みたくなるし、買いたくなる。

 正直、他のウイスキーとは全く違うアプローチが多いんだ。だから比べ物にならない。悪い言い方をするなら「ウイスキーだと思わなければ美味い」だろうか?


 あ、こんなこと喋ってるうちに、ちょうどジョッキが空いてしまった。

 このジョッキな。前にジム・ビーム買った時に、セットになってたやつ。ローラ可愛いよな。よく知らねーけど(笑)

 さて、それじゃあ2杯目は、一緒に買ったジム・ビーム アップルでハイボールだ。何度でも言うが、これは先に炭酸水を入れてから注ぐんだぞ。比重の関係で混ざりやすいからな。


 さて、本題――は次回。

 いや、ちょっと酔っぱらいすぎたわ。これ以上は書く気が起きない。あっはっは。


 アニメ映画の話とかしようぜ。ドラえもんとか、クレヨンしんちゃんとか、名探偵コナンとか。……まあ、僕もあんまり知らないんだけどさ。

 あ、ちなみにクレヨンしんちゃんの劇場版で好きだった『戦国アッパレ大合戦』ってのがあるんだけどさ。あれの実写版があるの知ってる?

 さすがにしんのすけ(の尻)をそのまま出すわけにはいかなかったらしく、主人公は利発そうな小学生に置き換わったんだが、そいつが乗ってた自転車がルイガノだったよなーとか、そんな話で行きつけのショップのメカニックと盛り上がったことがある。

 あの……自転車ライダーあるある、だよな。ちらっとでも移り込んだ自転車があるとそっちに目が行くという病気みたいな話。

 ジョイサウンドでサイクリングデートしている男女の映像が出るとき「ああ、キャノンデールを選んだんだなぁ」とか思ってしまうアホさ加減よ。


 さて、それじゃあ次回もまた、見てくれよな。

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