第53話 『ネタ半分、ガチ半分』それっていい意味?悪い意味?
よう、古城ろっくだ。今日も今日とて芋焼酎を飲みながらポテチをつまんでいる。
こういう変わらない毎日の、ちょっとした変化が楽しいんだよ。例えば今日のポテチはセブンの堅揚げだ。ザクっとした歯ごたえがたまらないな。見た目はねじ曲がっててブサイクだけど、その無骨さが良い。この形状がバリっとした歯ごたえを爽快にしてくれる。
こういうのでいいのさ。いつもの組み合わせに見えて、ちょっとずつ変わっているくらいがちょうどいい。人生の退屈な日々にも言えることだし、小説のテンプレにも同じことが言える。
そんなことより、チャリチャン読んでくれ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888579859
まあ、お決まりの鉄板ネタだな(笑)
今日の本題は、ずばり「これがガチなのか、ネタなのか」だ。この連載エッセイをここまで読んでくれている人たちには伝えておこう。「ネタである」と――
ただ、正確に言うとこれは『ネタ半分、ガチ半分』だ。
さて、もうどこかで語ったかもしれないし、僕のなろう時代を知っている人も多いかもしれないが、このフレーズ『そんな事より、チャリチャン読んでくれ』は、僕のなろう時代のエッセイから生まれた。
短編、連載を問わず、エッセイなどを書いたときに隙さえあれば言っていたフレーズだ。上記のように、何の話をしていたとしても、その話題をぶった切って挿入できる。
お馴染みの読者さんたちから、
「またそれかーい!!」
「台無しだよ!」
「イイハナシダッタノニナー」
ってコメントを頂くのも、もうすっかりおなじみの光景だったんじゃないかな。当時としてはさ。
……ところが、初見の人にはこの『お馴染みのネタ』っていうのが通用しない。これは嬉しい誤算だった。
そりゃ、内輪ノリの不文律みたいな流れを初見にまで予習しておけと言うのは無茶だよな。だからこそ、初見さんは
「ガチで自作を読めと言ってるのか」
「宣伝必死www」
とかって反応になると思う。
これは僕にとって最高の状況だ。
なにしろ、僕だって既に読んでくれている読者や、一度は読んだけどリタイアした読者にまで同じ作品を勧める気はない。なので、そちらはネタとして楽しんでいただければいいわけだ。
一方、まだ僕の事もチャリチャンの事も知らない読者には、是非ともガチで読んでほしい。だから、そこはネタだと思ってもらわない方が好都合なんだ。
なんと、僕は同じフレーズを、読者の立場次第で適切に切り分けられる『ネタ半分、ガチ半分』を完成させたのである。だから「ネタなの?ガチなの?」って質問に対しては、相手によって答えを変えることになる。
これがいわゆる、『いい意味の』ネタ半分だな。まるでクリスマスケーキを半分に切り分ける時、片方にサンタクロースの砂糖菓子でも乗っけて、もう片方にメリークリスマスとでも書かれた板チョコを乗っけて、好きな方を取らせるような方式だ。
その一方、悪い方のネタ半分ってのがある。
要するに、誰に対しても公平に『いやー、これは半分冗談で、半分本気です』などと振りまく行為だ。ツイッターなどでよく見かける。
それ、読者もどんなリアクションしていいか分からないだろ。せめてどっちなのか、その場限定でいいからハッキリ決めろって話だよな。
クリスマスケーキに例えるなら、1ホールまるごとミキサーに入れてかき混ぜた後、グラム測って等分する行為に等しい。
……ある意味、公平ではあるんだよな。だって全員平等に、ケーキと呼べる物体が届いてないんだもん。
長々と語ってきたけど、僕の言いたいことが伝わったよな。一応、今日の話をまとめておこう。
え?「もう分かったよ」って?
「半分にもいい半分と悪い半分があって、それは相手の立場を想像できるかどうかで決まるってことだろ」……だと?
……いやいや、そんな話じゃなくて、
『そんなことより、ママチャリ無双を更新しました』
ってことが言いたかったんだよ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054938692953
あ、それと並行して、いま自転車レースものの小説も計画中だ。
一回、バーっと15000文字くらい書いて、やっぱ違うなって思ったから全部消して書き直しているんだけどさ。アイデア自体は良いから、あとはキャラや構成だと思う。そこをしっかり煮詰めて、春ごろには連載開始したい。
まあ、やっぱり『ママチャリ無双』や『スポはじ』みたいな日常系を書いていると、さ。たまに『チャリチャン』みたいなレース展開とか書きたくなるんだよ。最近、とあるレースアニメ(自転車関係ないけど)を見てたから、その影響もあるのかもな。
これはもしかしたら、僕の個人的な評価でもチャリチャンを抜くかもしれない。まあ楽しみにしててくれよ。期待値だけは上げておくからさ。
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