第26話 名作よ!エターなれ!
よう、古城ろっくだ。みんなはゴールデンウィークを楽しんでいるかな?それともコロナウイルスによる自粛続きで、もう休みを楽しむモチベーションも無くなってきたかな?
案外僕みたいに、いつも通り仕事をしている人たちも多いかもしれないな。
お疲れ様。我々の力で、この緊急事態宣言を乗り越えていこう。
なーんて柄にもない事を言ってしまうあたり、僕も参ってるのかもしれない。いや、最近仕事がクソ忙しくてな。
さて、本題だ。
突然だが、みんなはエターって文化を知っているかな?
そう。このネット小説界隈にいて聞いたことのない人は少ないだろう。そして知っておいて損はないだろう。『完結せずに投げ捨てられた作品』をそう呼ぶ。
この現象、どうやらあちこちで嫌われているらしいな。
もう鋭い人は気づいたと思うが、僕こと古城ろっくはこのエター文化、大好きだ。
というより、そもそも僕はどんな好きな物語でも最後まで読まない。あるいは読んだとしても最後あたりの展開を好きになれない。だから記憶(と本棚)から消去することも多いんだよな。
いま本棚を見てみたら、最終巻まであるライトノベルが涼宮ハルヒシリーズだけだった。あっはっは。あれはいい最終回だったよな。思いっきりぶん投げっぱなしのラストだったぜ。
あー、なんでこんな事を書いているんだっけ?
最近の某小説投稿サイトで『一話ガチャが短編として完結してねーのがどーのこーの』みたいな未完結エッセイをいくつも読んだからかもしれない。通称エッセイガチャとでも呼んでやろう。
それとも、ずっと応援してきた友人の小説が完結近いからかな。今ちょうどキリが良いところだったので、僕はここで読むのをやめようと思っているんだ。
いやー、楽しかった。心の底から本気で夢中になれたし、これからも何度となく読み返すことになるんだろうな。最終章以外を。
作者本人も「ここで終わった方が幸せだと思う読者様はどうか本気でここで終わっておいてください」と言ってくれているので、お言葉に甘えようと思う。カクヨムで読めないのが残念だ。
ああ、そうそう。
実は僕の作品『チャリンコマンズ・チャンピオンシップ』も完結が近い予定だったんだけどな。いま実を言えば引き延ばしにかかっている。
まだまだ書きたいネタ(というか登場させたい車体)が残っていたのもそうなんだが、
――何より、完結に向けて筆が進まないんだよなぁ。
いや、頭の中に完結までの構想だけはあるから、なんとしてでも終わらせる。というか、もうちまちまと最終章も書きながら閑話を並行して書こうかと思ったりしているんだけどな……
ああ、もう!
どうしてみんな『完結』が好きなんだ?
いつもならここで考察なり仮説なり持論なりを展開するところなんだが……いい事を考えた。
僕の今回のエッセイも、ここでぶん投げっぱなしで終わろう。
コメント欄で好きなように、自分の意見でも書き込んでいってくれ。
あ、そうそう。僕の完結済み作品の中で最高傑作ともいえる作品、
『異世界の美少女たちが仲間になりたそうにこっちを見ている。××しますか? いいえ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894827560
ってやつも、もしよければ読んでみてくれ。サクッと26,000文字程度で完結。それも最高の最終回で突き抜けている作品だ。
アイデアやキャラの造詣ではチャリチャンに遠く及ばない作品だが、ぶっちゃけ最終回の盛り上がりとカタルシスだけはチャリチャン以上であることを保証するぞ。
逆に言うと、今の僕にこれを超えるだけの最終回を書ける自信が無いんだよなぁ。
あ!ああ、そっか。
それがチャリチャン最終章を書きたくない理由か。僕も青いな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます