第21話 ぶっちゃけ著作権ってどうなの?

 よう、古城ろっくだ。今日はまあ、ちょっととある場所で考えさせられる議論を見たので、僕なりの考え方を記そうと思う。

 とても重要なことなので事前に言っておくと、このエッセイは特定の個人を攻撃する意図など一切なく書いている。これな。

 それでも著作権に対する考え方などで思ったことがあればコメントでもしてくれ。


 さて、いつぞや僕が言ったことなんだけど……

『僕の作品は基本パブリックドメインだから、好きなように使っていいぜ。もしそれで金でも得られたなら、それは君のものだ』

 今でも、このスタンスを崩すつもりはない。

 だから『チャリチャン』の番外編を書きたいとか、『スポはじ』のエロ同人を書きたいとか、『いせなか』の続きを書きたいとか、そんな気持ちになった人がいたなら勝手に書いてくれ。

 別に僕のところに許可など取りに来なくていいぞ。事後報告で「書きました」って言ってくれた人がいれば読みに行く。

 なんなら、君が無断で転載しても構わんし、勝手に公募に持ち込んでも構わんよ?もしそれで上手くいくなら、著作権ごと差し上げようじゃないか。


 あ、注意点がいくつかある。


・僕の著作物を勝手に使ってトラブルになった場合、それは自己責任で(笑)


・僕が既に第三者に著作権を譲渡している場合、その第三者と談判してから使ってくれ。その話し合いに僕を呼ぶ必要は無い。


・僕の方を『コピーだ』などと言って訴えないでくれよ。僕だっていわれのない賠償金は払いたくないから、そこだけは交戦させてもらう。


 上記3つを守ってくれれば、あとは何をされても全然かまわないんだよね。

 最初からそのスタンスだし、今でもそれを変えるつもりはないし。

 あ、分かってると思うけど、僕の作品の二次創作をしている人は、その原作が僕の手を離れる可能性があるって事も理解してくれよ。これは念のための忠告に過ぎないけどな。




 これ、読んでもらってれば分かると思うけどさ。僕の場合、著作権に関するリテラシーはそこそこしっかりしていて、その範疇で出来るギリギリを知っているから、こうして書いているんだよな。

 つまりつまるところ、僕は著作権なんか大嫌いなんだ。あれがあるせいでアマチュア作家たちは活動しにくくなっているし、今の世の中にあってないとも思っている。

 かつてのように、ネットも普及していなかった時代。これなら著作権問題は、出版社や各種メディアが知っていればいいだけの話だった。しかもそういうところは大体において金を持っているので、後から対処するのも容易だった。

 ただ、今の時代は違う。誰もが気軽に創作に手を出し、誰もが気楽に遊べる時代。この時代に、著作権の過剰な乱用は不要。

 パクリ上等。盗作もまた仕事である。

 と、僕はそう思うんだよ。


 ところで結局、僕がどう思ったとしても、法律に逆らうことは出来ないんだな。

 だからさ。僕は法律が許す限りの範囲で、著作権の効力を無くしていこうと思っているわけだ。法律に逆らうのではなく、法律を利用する考えだね。

 幸いにして著作権ってのは、著作者に有利なように出来ている。つまり僕が僕の作品をどう扱おうと、それは僕の自由だ。

 それで不快になる人がいたとしても、だからどうしたと言うのだね?

 僕が良いって言ったら良いんだよ。




 と、これは基本中の基本の話だったな。

 著作者の中には、自分の作品を勝手に弄られたくないと思っている人もいるのかもしれないな。いや、それはそれで結構だ。

 ただ、自分の作品を勝手に弄ってほしいと思っている人もいることだけ、多くの人に忘れないで欲しかった。

 そして、法律上はある程度のパロディが認められているんだから、正義はこちらにあるんだという事も忘れないでほしい。

 そのうえで悪人を名乗りたいなら、それを僕は止めないけどね。


 以上、普段は悪人側の古城ろっくでした。

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