第11話



少し女神様もといイシュタル様の世界について知った情報を整理してみようと思う。




イシュタル様はイシュタル様の世界を作った創造神で、そのイシュタル様の眷属、ようは子供であるそうなのだが、神様がさらにいる。




朝の神、昼の神、夜の神がまずいて、その神の眷属が聖霊であり、三柱の神の子供で、火の聖霊、水の聖霊、風の聖霊、土の聖霊、光の聖霊、影の聖霊、春の聖霊、夏の聖霊、秋の聖霊、冬の聖霊と十柱の聖霊がいるそうだ。




で、さらにその聖霊の眷属に妖精がいて、火の聖霊の眷属が炎の妖精や火花の妖精など火にまつわる妖精として存在するとのことだ。


妖精は聖霊の子供なのだが全てではなく、それぞれの妖精に妖精女王、妖精王がいるそうでその妖精女王、妖精王の子や孫が世界の各地にいるとのこと。




で、朝の神、昼の神、夜の神のほかに、きっつーいおしかりを受けた神がいて、戦いの神、愛の神、死の神、生の神という四柱だそうだ。


四柱の神には眷属がいないとのことで、これについてはイシュタル様が禁じたとのことだ。


また目を離した隙に盛大な喧嘩をして世界を巻き込んでしまってはいけないからとのこと。


以前はいたそうで、今は朝の神、昼の神、夜の神の眷属となっている。


四柱の元眷属である、聖霊も妖精も争いは望んでいないので丸く収まっているらしい。




で、ここまでがイシュタル様の世界の神様事情だ。




イシュタル様を筆頭に世界を滞りなく回しているそうで、生の神と死の神は日々、忙しく働いていて、その手助けとして、妖精たちも忙しく動き回っているらしい。




今回、異世界から食文化を広めるために就職した自分たちの身の安全を守るのと、世界の常識を教えてくれる存在として、聖霊の方々がそれぞれフォローしてくれて、自分の担当が影の聖霊のシャドウだったというわけだ。




ちなみに、影の聖霊としての仕事は仕事として忙しくあるそうで、自分のフォローしてくれるシャドウは本物の分身体らしい。


とはいっても根本的なところで繋がってはいるが、個として意識があるそうだ。




えーっと、プラナリアみたく、分裂できるけど、根っこの意識はパソコンのサーバーみたいに共有してるみたいな?


性格も本体とは少し違うらしいです。


よくわからん。けれど、フォローしてくれるそうなのでありがたい限りだ。




だって、異世界。


異世界の常識わからない。




だから、シャドウの存在はありがたい。けど、美人が常にフォローしてくれるって贅沢だけどある意味、落ち着かない上に、申し訳ないような気になってくる。


とりあえず、ほかの人たちもそれぞれの聖霊の分身体がフォローしてくれるそうだ。




あと、この世界には魔法がある。


ただし、全員がもれなく使えるというわけではなく、妖精に気に入られた者のみ使える力なのだそうだ。


でもって、気に入られる妖精により使える魔法が違うそうだ。


聖霊に気に入られる者も稀にいるらしく、その場合使える魔法が増えるとのこと。




自分たち異世界からの人間は魔法は使えないそうだ。


少し期待しなくもなかったが、遺伝子レベルで違うのだからそれは仕方ない。




この世界の人間は見た目が似ているだけで、筋力や体力が全く違うそうだ。


さらにエルフってファンタジーな世界だとよく肉や魚は食べないということがあるが、この世界のエルフは肉も魚も食べるとのこと。さらにいえば森の奥に引きこもってということもないそうだ。




エルフとドワーフは器用な種族なので鍛冶や彫金や細工物などが得意なのでその関係で材料が豊富な場所の近くに住むことがあり、そこが森の中だったり、山の中だったりすることはあり、ただ、その集落の中には獣人や、人間も一緒に住んでいるとのこと。




情報を整理してノートに書き留めて、お店の間取り図に今度はどんな風なお店にしようか考えながら書き込んだりするのに2日ほど時間をかけてその翌日、お店のレイアウトをどのようにしたいかをイシュタル様に話しながら、今日は簡単に作れるレアチーズケーキをお供にしている。




クリームチーズと生クリーム、砂糖にゼラチンとレモン。台はクッキーを砕いたものにバターを混ぜて固めてある。




クッキーを袋に入れてからめん棒で叩いて粉々にする。そこに室温に戻したバターを入れて袋の中で混ぜ合わせたら型に敷き詰める。この時に型にラップをしておくと外す時楽になる。


ゼラチンは水を入れてふやかしておく。粉ゼラチンが使い勝手がいいと思う。すぐにふやけるしね。




次に柔らかくしたクリームチーズに砂糖を加えて混ぜ、そこに生クリーム、レモン汁の順番で入れてその都度よく混ぜる。


最後にふやかしたゼラチンを電子レンジで加熱して溶かして加えて混ぜる。


クッキーで作った台にクリームチーズの生地を流して冷蔵庫で冷やし固めて完成だ。




お供にブルーベリーやストロベリーのジャムを添えてもいいし、生クリームが余ってたらそれを泡だてて飾りにしてもいいと思う。


電子レンジ以外火を使わないので子供と一緒に作ることも出来る簡単ケーキだ。




で、それとは別にコンビニで買ってきたシュークリームをレアチーズケーキが出来る上がる前に出したのだが、自分のも含めておふたりには5個づつ、自分は一個買ってきてたのだが、すでに5個食べ終えてしまったおふたり。


それからさらにホールにしたレアチーズケーキを半分つづ食べている。




自分はカロリーが気になるからシュークリーム一個で十分だ。


シュークリーム、作るのは大変だからね。美味しいものが24時間営業のコンビニで簡単に手に入るからね!!コンビニありがとう!




食べ終わる頃にはイシュタル様やシャドウのアドバイス(主に安全面と防犯)を聞き入れてお店のレイアウトが決まり、翌日改めてお店に行くことにして、今日は家に帰ることにしました。


明日のおやつはプリンでも作ろうかな。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る